アートと街歩き、謎解きを組み合わせたイベント「第15回忍町アートギャラリーbyミステリーツアー」が11月1日、行田市内で始まった。(熊谷経済新聞)
第15回忍町アートギャラリーbyミステリーツアーチラシとミステリー手帖
商店街の洋食店や美容室、書店、時計店、観光物産館、神社など市内21の店や施設でアート作品を展示し、謎解きをしながら街歩きを楽しんでもらうアートイベント。展示するのは、地元のアーティストやNPO法人「CILひこうせん」のメンバーによる作品を中心に、理容室やカフェなどの店主が所有するアートコレクションなど。街全体をアートギャラリーとして活用する。
アート展示以外にも交流イベントやワークショップなどを行ってきた同イベントは、新型コロナの影響で2019年11月(第14回)を最後に中断していたが、形式を変え、初めて「ミステリーツアー」を取り入れた。実行委員長で「CILひこうせん」の齋藤貴美子さんは「規模は以前より縮小したものの、街の活性化になれば。お店には協力関係を取りながら加わってもらっている。地域の人も観光客も楽しみながら行田の新たな魅力を発見してほしい」と参加を呼びかける。
参加者は、「ミステリー手帳」を手に、「引きこもりライター」の主人公が街に繰り出す物語を読みながら、行田の史跡や見どころを巡り、参加店に展示されているアート作品や街の風景をヒントに謎を解き、手帳の空欄を埋めていく。全ての謎を解いた参加者にはオリジナルグッズなどを進呈する抽選を用意する。
11月30日まで。参加無料。手帳は参加各店や行田市役所、行田図書館、市内公民館、観光案内所、秩父鉄道の各駅などで配布している。