甲府駅北口の「甲州夢小路」(甲府市丸の内1)内に11月14日、山梨の魅力を発信する「やまなし里山商店」がオープンした。(甲府経済新聞)
「やまなし里山商店」のおにぎり
店主の稲生えりさんは福岡県出身。福岡と東京の2拠点生活をしていたが、移住コンシェルジュとの出会いもあり甲府にほれ込み2017(平成29)年、パートナーと移住。「こうふぐらし研究所」の活動や「コウフシンボル500制作委員会」の立ち上げ、「山梨県活性化プロジェクト」参画など、地域活性化に取り組んできた。2021年、野菜・果物のハネモノなどを不定期で販売する「やまなし里山商店」を始動。2022年10月に「厨房を借りないか」という話があり、ジョイアルカレーなど県産素材を中心に使ったカレーおにぎりと総菜の移動販売・ケータリングの店「やまなし里山キッチンbyやまなし里山商店」を開業した。
コロナ禍でランチに出られない人に向け、オフィス中で食べられるものを考え、「おにぎりがあればいい」、カレーおにぎりをカレー店がやっていたのを思い出し「手軽で栄養バランスも普通のおにぎりよりいい」と、カレーおにぎりを看板商品にしたという。
メニューはイートイン・テイクアウトに対応し、稲生さんお薦めの「カレーおにぎり」4~7種(味玉・角煮・焼きチーズ・すりだね・のり・プレーンなど、250~300円)のほか、「白米おにぎり」1~3種(のり塩・ごまおかかのり・季節野菜など、230円~280円)、「日替わりジョイアルカレーライス」(チキン・ポーク・ビーフ・キーマ、800円~)、「日替わり総菜」1~3種(250円~)などを提供。県産ワインや地ビールも用意する。
併せて、山梨県産を中心とした加工・保存食品(300~3,000円)、山梨に縁のある雑貨(200~5,000円)なども販売予定。「やまなしの『いい感じ』をセレクトしたアイテムをコンセプトに、ここでしか買えない商品も取りそろえる」という。
稲生さんは「山梨・甲府には、食・文化・歴史・自然環境・人など、多くの魅力がある。外でいいものを見つけたら山梨に持ってきたり、肩肘張らずに山梨の魅力に出合って『いい感じ』になれたりするような『モノ・ヒト・コト』のハブのような場所として、日常と非日常の立ち寄りどころのような存在でありたい。甲府の駅前が盛り上がることで、甲府・山梨の価値向上の一翼を担えれば」と話す。
営業時間は11時~21時。火曜・水曜定休。