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花小金井にカフェ「TAISHI COFFEE」 土日のみ営業、店主は旅人

  • 2021年11月25日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 西武新宿線花小金井駅近く、小平グリーンロード沿いの「光が丘通り商店街」に土曜・日曜のみ営業するカフェ「TAISHI COFFEE(タイシコーヒー)」がオープンして2カ月がたった。(北多摩経済新聞)

 【写真】テークアウト用のカウンター。「ここから眺める景色が好き。ここで人を待つのが楽しい」と國崎さん

 「10代で読んだ本に影響され旅に憧れた」という店主の國崎大志(27)さん。2015(平成27)年に日本一周、2018(平成30)年に世界一周の旅をした。「南米ボリビアのウユニ塩湖に行くのが夢だった。目的地だけが決まっていて、ルートはその時の気分で決めた」という。ゲストハウスや遊牧民のテントなどを泊まり歩き、約3カ月間で世界を見て回った。

 帰国して、建築現場で働いている際、「一人暮らしのシニアの方がたくさん話しかけてくれる。言葉に飢えているんだな」と感じたという。「SNSで簡単に人がつながる一方、取り残された人がたくさんいる。ならばアナログでつなげられないか」と考え、今年2月、土曜・日曜の休日を利用して、リアカーでコーヒーの販売をする「コーヒースタンド」を始めた。
 
 小平グリーンロード沿いを中心に営業していたが、6月末に諸事情で営業ができなくなった。悩んだ末「続けてほしい」という客の声に背中を押され、実店舗の出店を決めた。
  
 知人が経営する「黄金茶屋(こがねちゃや)」という焼き肉店が閉店することになり、店舗を借り受けるのと一緒に名前も引き継いだ。光が丘通り商店街の最初の店のため、「ここを起点にして商店街が黄金色に輝いてほしい」と願いを込める。

 大工の友人に助けられながらDIYで店舗を作り上げ、9月に開業した。平日は建築業が忙しく営業は土日のみだが、それでは採算が取れないため、曜日ごとに別々の店が営業する「シェアカフェ」形式を採用して切り盛りする。

 國崎さんは「1日50~70人の来客があって全てが新しい発見につながる。今まではただ家にいるだけの休日だった。でも今は、自分が動くことでたくさんの人に出会い、友人の輪を広げるだけでなく、人と人をつなげることもできる」と振り返る。「人を旅する冒険家の気分」とも。

 来店していた30代の男性は「毎朝通勤で前を通るので、前からなんだろうと気になっていた」と話す。國崎さんは「『何で土日だけ?』と、よく聞かれる」と言う。「建築現場で20日働いてカフェで10日働いている」という國崎さん。「遊んでいる暇がないですね」との記者の問いに、「いま遊んでいます」と笑顔を見せる。

営業時間は、土曜=10時~19時、日曜=10時~17時。

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