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春日部在住芸術家や有志が庄内領悪水路のごみ拾い 「ホタルが住む環境にしたい」

  • 2021年4月13日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 春日部在住の金工作家・平島鉄也さんが川を奇麗にしたいと始めたごみ拾い活動をきっかけに集まった有志が4月4日、庄内領悪水路周辺のごみ拾いを行った。(春日部経済新聞)

 【写真】堀に深さがある場所でのごみ拾いの様子

 平島さんは動物モチーフの作品や、環境をテーマにした作品を作る金工作家。自身がアトリエ兼造形教室「Art & Craft Studio T-BOX(アートアンドクラフトスタジオ・ティーボックス)」(春日部市永沼)を構える場所の向かいにある川のごみが長年気に掛かっていたという。

 平島さんは「自分が小学校の時は、川に入って遊んでいた記憶がある。魚を釣ったり、カラス貝を採ったりした。この川の正式名称は庄内領悪水路だが、アトリエ付近の橋に『しんぼりがわ』とあるので、私は新堀川と呼んでいる。堀が深いことや、自治会の清掃場所になっていないこともあり、10~20年くらい前からごみがずっとあった。弁当の箱やペットボトル、家庭ごみ、粗大ごみなどで、不法投棄が多いと思う。ずっと何とかならないか気になっていたが、思うばかりで手を出せずにいた」と振り返る。

 田の景色やカエルの声が好きだという平島さんは、当たり前にいた生き物がいなくなっていくことに恐怖を覚えたという。「何とかしなくてはという衝動があった。拾ったごみは、1年に一度、市の河川課が回収してくれると知り、昨年3月から1人でごみ拾いを始め、拾ったごみをまとめていた」という。

 フェイスブックでごみ拾いの様子を複数回投稿したところ、平島さんの高校の同級生が「有志でゴミごみ拾いしてはどうかと」提案。同級生、市議会議員、造形教室の生徒、近所の家具職人など9人でのごみ拾いとなった。2時間におよんだごみ拾いでは、45リットル入りのごみ袋が32個、便器などの粗大ごみもあった。翌日、資源ゴミ収集の業者が川に入り、マットレスなどの大型ごみも回収した。

 「このようなごみ拾いが本当に実現できるとは思っていなかった。まだまだ隠れたごみはたくさんあり、上流から流れてきているので道のりは長いと感じるが、ホタルやコウノトリが飛んでくるくらい奇麗になれば」と平島さん。

 「この周辺は自然があり、季節が変わるのも分かり、生きている感じがする。ごみを捨てないでほしい。せっかくコンクリートではない場所が身近にあるので、大切にしたい。一緒にごみ拾いをしてくれる方も募集している」とも。

 

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