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埼玉・幸手の築160年の廃虚、貸し出しでコスプレイヤー撮影場所などに

  • 2020年10月27日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 幸手市の江戸時代末期に建てられた蔵などがある廃虚(幸手市下吉羽)が貸し出され注目を集めている。(春日部経済新聞)

 【写真】高い木々に覆われた敷地内

 約1200坪の敷地に、1860(安政6)年に建てられた蔵、明治時代の古民家や厠、馬小屋、門番小屋などがある。蔵の一つは既に倒壊。庭には複数の石橋や灯籠などもある。1964(昭和39)年ごろから放置され廃虚になったという。

 現在の所有者は幸手市内で不動産業を営む白田秀二さんで、長男の泰一郎さんが管理している。泰一郎さんは「以前から家族がここに興味を持っていて、近所を通る度に、ここの所有者はどうなったのかと気に掛けていた」と振り返る。

 「元の所有者が本拠地を別の場所に移したことで不要になり、田などは売却したが、廃虚は買い手がつかなかったので、20年ほど前に所有することになった。昔はお手伝いさんが20人くらいいた家だと聞いている。当初は草などが目の高さ位まで茂り、木なども伸び放題で門を開けることもできなかった。家族で手入れをし、住職におはらいしていただいた」と経緯を話す。

 建物は台風や腐食などで崩れているため、近づくことや建物の内部に入ることはできない。一時敷地内の建物を白田さんも使っていたことがあるが、「木工や、日本画家の妻が創作などに使っていたが、電気火災で焼失してしまった」という。

 2017(平成29)年9月、さまざまな空間を貸し借りできるプラットホーム「スペースマーケット」に登録。「Art Village SATTE」として貸し出しを始めた。「試しに登録したところ、撮影目的の利用があった」と白田さん。

 「徐々に利用する方が増えている。さまざまな廃虚を撮影している方や、ホラー系の映画撮影、ユーチューバーなど。『刀剣乱舞』や最近話題の『鬼滅の刃』のコスプレイヤーの方などが撮影に訪れている。バーベキューや焼き芋パーティーなどもできる。当初撮影では使えると思っていたが、このようになるとは思っていなかった」と話す。

 ゆくゆくはこの場所を、妻でセルビア人の日本画家、マリヤーナ・アンジェリッチさんと共に、幸手の子どもたちの学びの場にしたいと考えている。「妻は日本語、英語、セルビア語などが話せるので、言語や言語を使って日本の文化や芸術の学びの場として使えたら。妻のつながりから、海外からさまざまな分野の専門家を招き、授業や、ワークショップをしていくことも考えている。未来の子どもたちのために使えたら」とも。

 スペースマーケットで予約できる。利用料金は1時間当たり5,000円。定員10人。

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