今年創立100周年を迎えた兵庫県立加古川東高校(加古川市加古川町)の「清流百周年記念館」が9月6日、完成した。(加古川経済新聞)
研修や講演会に使用できる講堂(定員360人)
同窓会や在校生の授業等で利用する同館。同機能を有する建物は1974(昭和49)年、校内に建てられたが、50年たち老朽が目立つことから、卒業生らから成る創立百周年記念事業実行委員会が敷地外に新築することにした。費用は卒業生や企業、個人からの寄付を充てた。研修や講演会などを想定した定員360人の講堂と会議室2室を整備。在校生のクラス単位やグループでの使用もできる。建物入り口には卒業生から寄贈されたステンドグラスもある。
6日の竣工式には実行委員会のメンバーや学校関係者らが出席。施行や設計監理を担当した企業に感謝状を手渡すなどして完成を祝った。
実行委員長の大庫隆夫さんは「学校、生徒たちに盛大に活用してほしい。子どもたちがここを使って羽ばたいてくれることを願う」とあいさつ。同校の新谷浩一校長は「生徒と卒業生が交流し、生徒たちに加古川東高校の魂を伝えてもらえる場になれば。これからも大事に活用していく」と完成を喜んだ。