「クラフトビアジャンボリー in沼津」が11月16日・17日、沼津中央公園(沼津市大手町)と「かのがわ風のテラス」(大手町)で行われる。主催は静岡クラフトビール協同組合。(沼津経済新聞)
2021年に「柿田川ブリューイング」「リパブリュー」(以上、沼津市)、「マウントフジブリューイング」(富士宮市)、「反射炉ビア」(伊豆の国市)、「ベアードブルーイング」(伊豆市)の5社と酒類卸の「ZOO」(静岡市)で設立した同組合。現在は「TIELS BREWING」「fete三島醸造所」(以上、三島市)、「ROUGH&LAUGH BREWING」(富士市)、「BEER AGAIN BREWING」(御殿場市)、「マスターズブリューイング」「ONE DROP」(以上、沼津市)、「HORSEHEAD LABS」(静岡市)、「池田屋麦酒」(牧之原市)も加わり、クラフトビールイベントの企画運営、ECサイト運営、ビール原料の共同購入、醸造技術の共有などを行っている。
同イベントの開催は5回目。例年春に三島市内で開催しているが、今年は会場を沼津に移し、秋に2日間開催する。メイン会場の沼津中央公園では組合所属の醸造所をはじめ、県外のブルワリーなど計21店のアルコールブースのほか、17店の飲食ブース、8店の物販ブースを展開する。かのがわ風のテラスでは「狩野川漁業協同組合」(伊豆の国市)による釣りのワークショップやボルダリング体験、絵本の読み聞かせなどを行う。特設ステージも用意し、「秋の川辺の音楽会」と題したライブパフォーマンスも披露する。
同組合事務局長の田中佑丞さんは「国内のクラフトビールが盛り上がりを見せる昨今、今年は法改正から30年となる節目の年。ここ沼津では、その頃から現在まで続くブルワリーも多く、県東部には特にさまざまなブルワリーが数多くある。文化的にしっかりと、それぞれの地域でカルチャーとしてどのように根を張れるのか、普段場所は離れていてもクラフトの思いを持つ人々と集まり、イベントとして形づくり皆さんに楽しんでもらえる日になればと開催する」と話す。
「来場者数の増加・イベント自体の認知度の高まりを経て、今回は初めて2日間開催する。組合メンバーのほか県外ブルワリーも5社参加。静岡初出店のメーカーも多く、クラフトビール熱の高い県内や近隣の県の人にも満足してもらえるラインアップ。家族連れやさまざまな世代の来場者にも楽しんでもらえる仕組みとしてワークショップなども用意したので、多くの人に足を運んでもらえたら」と呼びかける。
開催時間は11時~17時。入場無料。