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板橋でドキュメンタリー映画上映会 制作スタッフの木佐美さんも参加

  • 2018年7月5日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 「creation space en∞juku(クリエーション・スペース・エンジュク)」(板橋区板橋3)で6月13日と30日、映画「ZAN(ザン) ジュゴンが姿を見せるとき」の上映会が行われた。主催は、en∞jukuを活動拠点とする福岡志保美さんによる個人プロジェクト「Locial Cinema(ローシャル・シネマ)」。(板橋経済新聞)

 6月30日上映会後の感想シェアタイムの様子

 広告制作会社「イメージミル」(東京都渋谷区)社長のリック・グレハンさんが監督を務めた同映画は、辺野古・大浦湾(沖縄県名護市)の自然と共生、米軍飛行場移設問題やジュゴン訴訟などに揺れる住民の姿、自然保護団体などを追ったドキュメンタリー作品。タイトルの「ZAN」は、沖縄の方言でジュゴンのことを指す言葉。

 福岡さんは社会問題や地域課題に向き合う世界各国のドキュメンタリー映画から毎月1本を選び、月2回、上映会と交流会「感想シェアタイム」を開いている。福岡さんは「毎月の上映作品を検討する中で、沖縄辺野古の地域課題と、現地の自然やジュゴンの生態を描いた同作を知り、映画の中でナビゲーター役を務める木佐美さんが板橋区出身だと分かって直接交渉した」と話す。「ジュゴン訴訟の結審前後というタイミングもあって、6月の上映会はこの作品以外に考えられなかった」とも。

 ジュゴン訴訟は、2003年に日米の環境保護団体が米国防総省を相手に米サンフランシスコ連邦地裁へ提訴していたもので、絶滅危惧種に指定されたジュゴン保護のため、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)から辺野古への移設工事中止を求めていた。現地時間6月28日、差し戻し訴訟の公開審理は双方が最終意見を述べて結審した。保護団体側によると、数カ月中に判決が出る見込みという。

 今回の上映会・感想シェアタイムに参加した木佐美有さんは上板橋出身で、米ニューヨークで国際問題などを学ぶ分野の修士号を取得後、東日本大震災を機に報道番組制作に携わり、福島第一原発事故後に東京電力や政治家の取材なども行った経歴の持ち主。自分の目で何が起きているか見てみたいという思いから辺野古を訪れた際、「ZAN」の第1回撮影で現地に来ていたリック・グレハンさんと出会い、同作の制作に参加することになったという。

 木佐美さんは「福岡さんの熱意と、板橋区で育った縁も重なって参加した。『ZAN』は専門的な解説を多く入れるよりも、自然保護を訴える目的でシンプルにまとめた作品。昨年7月の完成以来、海外の映画祭から数多くの招待を受け、全国で劇場上映や市民上映会が行われる結果につながったことに驚きつつ、嬉しく思っている。この映画を通じて何かアクションを起こそうとしてくれている多くの方々に感謝したい」と話す。

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