まち歩き体験ツアー「人と暮らしをめぐる体験ツアーin辰野町」が11月23日、辰野町で開催される。主催は同町。(伊那経済新聞)
企画担当者の矢田愛香さん(左)と辰野町役場まちづくり政策課の伊藤善彦さん
辰野町のデジタルマップをスマートフォンで見ながら町を巡るツアー。担当者で辰野町地域おこし協力隊員の矢田愛香さんは、ツアーで使うデジタルマップに町の情報を落とし込んできたという。「移住者が多いことや、移住者が新たな取り組みを始めていることが町の特色の一つ。『ここに行けばこの人に会える』ということが分かるような、人にフォーカスしたマップにした。飲食店やゲストハウスはもちろん、地域のイベントや祭り、四季折々の風景なども落とし込んだ」と話す。
ツアーの定員は20人。10時に辰野町役場でオリエンテーションを行い、「里山エリア」「文化エリア」「商店街小商いマルシェ・トビチ美術館」などを周遊するツアーにスマートフォンのデジタルマップを見ながら参加してもらう。デジタルデータ「NFT」を使ったスタンプラリー機能を使い、指定されたスポットに近づくと町在住のアーティストが奏でる音楽を聴けるようにした。
矢田さんは「隊員を務めた3年間で多くの人と出会う機会があったが、これから移住したい人や辰野町に興味のある人の場合は、地域の『人』の情報にすぐたどり着けないのが現状。初めて辰野町を訪れた人にデジタルマップを使ってもらうことで、どんな人がどんな活動をしているのかといった情報や、地域の良さが伝われば。ツアーとマップをきっかけにした交流も生まれてほしい」と期待を寄せる。
参加無料(昼食代は自費)。