国際興業バスが9月9日、池袋駅西口発の路線で「レトロフィットEVバス」の運行を始めた。(池袋経済新聞)
既存のディーゼルバスのエンジン部分をEV化し電気バスに改造した「レトロフィットEVバス」。
国際興業バスを運営する「国際興業」(中央区)によると、13年間約51万キロ走行したディーゼルエンジンのノンステップバスを今回「レトロフィットEVバス」にした。このほか、「レトロフィットEVバス」運行は関東では初で、同車両では既存のディーゼルバス比で年間約48%のCO2排出削減が見込めるという。
同社の「レトロフィットEVバス」は、住友商事(千代田区)、住友商事パワー&モビリティ(同)が全体統括し、西日本鉄道(福岡県福岡市)、西鉄車体技術(佐賀県)が技術協力、台湾の電気バスメーカー「RAC Electric Vehicles Inc.」が改造を行った。国際興業によると、いすゞ製バスでは初のEV化改造という。
バスのラッピングデザインコンセプトは、「レトロフィットEVバスであることがひと目で分かるデザイン」。 全体的に黄色を配色し、「雷」や「電池」を模したマークを配置し「電気」を表現。曲線デザインで充電コードも表現。同社の伝統的な若草色のカラーや矢羽根デザイン、ロゴマークをあしらう。
運行区間は、「[池20]池袋駅西口~高島平操車場」「[池21]池袋駅西口~高島平駅」。