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飯田エコハウスで座布団作りワークショップ 天津綿の特徴知り製作体験

  • 2025年1月18日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

「りんご並木のエコハウス」(飯田市本町2)で1月15日、今年初めての「エコカフェ」が開かれた。今回は、「寝具の金山」(諏訪町)の松沢登紀子さんを講師に迎え、天津綿(てんしんめん)を使った座布団作りのワークショップを実施した。(飯田経済新聞)

 天津綿を使い完成した座布団

 松沢さんは「一級寝具製作技能士」「ものつくりマイスター」の資格を持ち、布団作りの技術に定評がある。同日は午前と午後の2回開催し、各回6人、計12人が参加。天津綿は「ほこりが立たず、しっかりとした支え感が特徴」と松沢さんが説明するなど、素材の特性を学びながら作業が進められた。

 参加者は、重さ600グラムの天津綿を使い、45センチ四方の座布団を制作。松沢さんから、「中央がへこまないよう、綿をピラミッド状に仕上げるのがコツ」などと習いながら丁寧に折り、座布団の中に詰める綿を形成した。袋状のカバーに綿を詰めて、松沢さんが最終調整を行い、それぞれの座布団が完成した。

 エコハウスのコーディネーター岩戸いづみさんは「ペレットストーブの暖かさを感じながら、滞在型のワークショップを月に数回開いている。環境に配慮した取り組みを通じて、まちづくりの活性化にもつなげたい」と話す。

 参加者からは「綿の感触が懐かしかった」「座布団を作る経験ができて良かった」「松沢さんが整えてくれる手さばきが見事で、まねできない技術」などの感想が聞かれた。

 松沢さんは「綿の特性を改めて知り、触れてほしい。座布団作りをきっかけに、何かを作ってみたいと思える時間になれば。繰り返し使える綿の座布団に魅力を感じてもらえたら、今後も講座を開いていきたい」と意気込みを見せる。

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