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宮崎・延岡の特産「くまの香酢」最盛期 延岡市長「へべすを上回る味」と期待

  • 2018年10月12日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 延岡市役所(延岡市東本小路)で10月9日、市特産「くまの香酢」の贈呈式が行われた。(日向経済新聞)

 中はみかん色のくまの香酢

 延岡市熊野江地区でしか自生しないとされる希少種のかんきつ、「くまの香酢」が収穫最盛期を迎え、生産するクマノコーズ会会長の阿波野和彦さんら4人が訪問。香酢を使った料理やジュースなどを読谷山洋司市長に振る舞った。

 日向市特産の「へべす」より一回り小さく、強い酸味と爽やかな香りが特徴。生産者は新しいかんきつブランド化を目指す。

 くまの香酢は、万葉集に詠まれた日本古来のタチバナと、紀州みかんをルーツに持つ雑種のかんきつ。青実の時期には強い酸味と爽やかな香りがあり、熟れると甘みが増して味に奥行きが出るという。大きさは直径約2センチ、重さ10~15グラムと小粒ながら、皮は薄く果汁が豊富なことも特徴。

 「熊野江地区では里山に自生する形で300年以上前から生産されていた」(阿波野さん)という香酢だが、近年は生産量が減少の一途をたどっていた。そこで2010年、阿波野さんらを中心に同会が発足し、原木から接ぎ木するなどして生産規模拡大を図ってきた。昨年度から出荷体制が整い、現在は60アールのほ場に約1000本の木があり、年間1トンの生産量を見込む。

 香酢と蜂蜜で作ったジュースや、香酢で作った和風ドレッシングをかけたタイのカルパッチョ、カレイの唐揚げなどを試食した読谷山市長は、「小ぶりで上品。焼酎に入れてもいい。へべすを上回る味で、大ヒットするかもしれない。熊野江地区の素晴らしいロケーションと一緒に売り出していきたい」と太鼓判。

 阿波野さんは「熊野江地区は少子高齢化が進み、耕作放棄地も増えてきた。くまの香酢を新しい地域資源に育て上げ、若者の雇用や定住を促し、子どもたちが誇りを持てる魅力的に地域にしていきたい」と抱負を語った。

 JA延岡ふるさと市場、道の駅北川はゆまなどで販売している。

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