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弘前の「居酒屋 津軽衆」営業再開 2代目がメニューやレシピを継承

  • 2021年10月13日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 JR弘前駅近くにある休業中の「居酒屋 津軽衆」(弘前市大町、TEL 0172-35-6256)を10月13日、2代目店主が営業再開させた。(弘前経済新聞)

 【写真】看板メニューの「貝焼き味噌(みそ)」

 1981(昭和56)年に桶屋町で「ろばた焼き 津軽衆」として創業した同店。2000(平成12)年に現在の場所に移転し、「居酒屋 津軽衆」に店名を変えた。創業者で初代の原田豊満さんは今年8月に引退し、店は8月29日から休業になっていた。

 今年で70歳になる豊満さんは年内いっぱいでの閉店を目標に店を続けてきた。豊満さんの甥(おい)で2代目を継いだ原田慎太郎さんによると、新型コロナウイルスが収束するかもしれないという期待で店を続けたが昨年からの状況は変わらず、8月で営業を断念したという。

 慎太郎さんは大学時代から同店でアルバイトを務め、飲食店で働く楽しさを学んだという。大学卒業後は会社員として就職したが、同店での経験が忘れられず退職。豊満さんの下で働くことを決めた。慎太郎さんは「会社員時代に口数が少ない先代から『手伝ってほしい』と言われた。店を継ぐつもりで戻ってきた」と振り返る。

 店を継ぐことに決めた慎太郎さんは「常連客や県外から来てくれる人、働いてくれたアルバイトや関係者も多く、この店をなくすわけにはいかないという使命感がある」と話す。閉店中に店を改装し、壁紙やトイレを新しくし、キャッシュレス化に対応。Wi-Fiを設置した。

 コ型のカウンター席はそのまま残し、メニューは変えないが鮮魚に力を入れていくという。看板メニューの「貝焼き味噌(みそ)」は、100円という価格を維持し続けたいと慎太郎さんは明かす。「先代によると、店の経営が傾き始めた時に、貝焼きみそをサービス品として100円で提供したと聞く。人気商品となり、今でも続いている。その歴史は絶やしたくない」と話す。

 豊満さんは、引退を一部の関係者にしか話していなかったため、休業を閉店と間違える客がいただけでなく、知らずに来店する人もいたという。慎太郎さんは「お客さまが戻ってこられるような場として店を続けていきたい。40年、50年。3代目、4代目と店を続けていければ」と意欲を見せる。

 営業時間は17時~23時。日曜定休。

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