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大阪府立中央図書館で「ミニ伝統工芸品展」 大阪の伝統技術と魅力を感じて

  • 2019年3月15日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで3月12日、大阪の伝統工芸品を展示する企画展「ミニ伝統工芸品展」が始まった。(東大阪経済新聞)

 大阪欄間

 大阪府や大阪市などで構成する「大阪伝統工芸品展推進委員会」と同館の共催で、2016年から1年に1回開いている同展。「伝統工芸品の実物を身近に見ていただき、伝統的な技を実感してもらいたい」と、毎年展示内容を変え開催している。

 経済産業大臣指定伝統的工芸品と大阪府知事指定伝統工芸品は共に、主として日常生活に使われるもの、主要工程が手作業であること、100年以上の歴史を有する伝統的技術・技法により製造されていること、100年以上継続的に使用しているものと同一の原材料を使用していることが条件で、経済産業大臣指定は、10社以上または従業員30人以上の産地を形成していることが加えられる。

 「大阪欄間(らんま)」は、17世紀初期に建立した聖神社(和泉市)や四天王寺(大阪市)などに伝統技法の発祥が見られ、部屋と部屋の間に設け、装飾と換気の機能を備える。一枚の杉板を手で彫って作られ、会場では松と鶴の彫刻を施した欄間を展示する。

 富田林市や河内長野市などで作られる大阪金剛簾(すだれ)は、金剛山の麓に自生する竹の素材を生かし、節をずらして模様を描きながら織り上げる。すだれ作りの技術を生かしたコースターやランチョンマット、大阪芸術大学の学生とコラボした「すだれブックカバー」などの商品も展開する。

 たんす発祥の地と言われる大阪で広まった桐たんすの中でも最高峰と称される「大阪泉州桐箪笥(たんす)」は、使う桐材が厚く、角を丸く削った胴丸型と呼ばれるたんすが多いのが特徴。密封性が高く、蒔絵(まきえ)や漆塗りを施すなど特注品としての需要が多い。

 「浪華本染めゆかた・浪華本染め手拭い」は、江戸時代に木綿の産地だった大阪で生まれたもので、型紙に木綿を重ね、模様に合わせて防染糊(のり)を施し、染料を注いで染める「注染」の技法が用いられる。堺の注染は境目をぼかすのが特徴で、津久野・毛穴地域で続く和ざらしの生地を使用する。会場では四季を表現した注染手ぬぐいのほか、関西大学社会安全研究センターの河田惠昭特別任命教授が監修した「減災手ぬぐい」なども展示する。

 大阪府商工労働部ものづくり支援課の大坂英雄さんは「注染のぼかしの技術、たんすの細かいところなど、手作りで一つ一つ丁寧に作られているところを見てほしい」と話す。

 開館時間は9時~19時(土曜・日曜・祝日は17時まで)。月曜休館。3月24日まで。

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