手まりずしとおにぎりの専門店「てまり屋」(浜松市中央区住吉、TEL 090-1209-9318)が1月8日、オープンした。(浜松経済新聞)
一口サイズの手まりずしのセット「てまり寿司10種盛り」
同店は、2023年3月にオープンした「日本料理 輝(てる)」(中央区千歳町)の系列店。店主の河合良亮さんが、リーズナブルな価格帯の飲食店に新たに挑戦したいと考える中で、総合病院の横にある同テナントと出合い出店を決めた。「通院患者や病院職員などが、手軽に食べられるおいしいもので元気になってほしいと考えた」と河合さん。周辺に同様の業態の店が少ないと考え、京都発祥とされる手まりずしをメインに据えた。「輝」と同様、「目で見ておいしい、食べておいしい」をコンセプトに掲げ、華やかな盛り付けで楽しめる料理を提供する。
店舗面積は1階と2階を合わせて約20坪で、22席を設ける。店内デザインは、すし店のハードルが高いというイメージを払拭するため、白とグレーを基調にシンプルに仕上げた。気軽に立ち寄れる雰囲気を意識したという。
料理は、東京の日本料理店で板前の修業を重ねた店長が手がける。米は、粒が大きく甘みがあり、冷めても味が落ちにくい三重県産のブランド米「三重23号」を使う。すし酢は、ネタ本来の味を引き立てるよう甘さを控えめに調整する。のりは地元舞阪産を使う。
メニューは、一口サイズの手まりずしのセット「てまり寿司(ずし)10種盛り」(1,800円)が看板商品。ネタには、本マグロやブリ、カブの甘酢漬け、うなぎ蒲焼き、エビなどを日替わりで用意し、色とりどりに盛り付けて提供する。「おにぎりセット」(1,000円)は、サケ、いぶりがっこ、めんたいこクリームチーズなど6種類から2種類を選ぶ形式で、店内で食事する場合は小鉢とみそ汁が付く。このほか、おにぎり単品(各250円)や、ブリと大根の釜炊きごはんと鶏の照焼きを組み合わせた「季節の弁当」(1,100円)も用意する。
今後はメニューの拡充を進めながら、フランチャイズ展開も視野に入れるという。河合さんは「老若男女問わず、きれいでおいしい料理を楽しんでもらいたい。テイクアウトだけでなく、店内でも食事して、ゆっくり過ごしてほしい」と話す。
営業時間は10時~17時。