「浜松ローカルコーヒーフェス2024」が11月24日、浜松城公園中央芝生広場(中央区元城町)で開催される。(浜松経済新聞)
「各店の個性あるコーヒーを楽しんでほしい」と話す松島さん
浜松市周辺のコーヒー店などを一堂に集めた同イベント。浜松城公園指定管理者「浜松城公園パークマネジメント共同事業体」と、公民連携の街づくりを行う任意団体「浜松PPPデザイン」が共同で開催する。2018(平成30)年に初開催し、今年で6回目となる。昨年は約1万5000人が来場し、今年も同程度を見込む。地域経済の活性化を図るとともに、大手チェーンとは異なる地元店ならではの個性を楽しんでもらうことを目的とする。同団体代表で「タタズミcoffee」(中央区)店主の松島弘幸さんは「市民が公共空間を積極的に活用することで地域の活力向上につながることを発信したい」と話す。
今回も従来どおり、来場者にはマイカップの持参を呼びかける。「紙コップなどの使い捨て容器は使わず、ゴミを最小限にする。『イベント開催はゴミが出る』というイメージをなくしたい」と松島さん。イベント終了後にコーヒーかすを回収して農作物の肥料として再利用するなど、環境にも配慮したイベントを目指す。
地元コーヒー店を中心に、飲食店や雑貨店など約50ブースが並ぶ。「コーヒーチケット」(4枚入り=1,000円)を販売して、各店の飲み比べを楽しめるという。焙煎(ばいせん)歴40年以上のコーヒー専門店「Anny coffee」(中央区)や、自家焙煎したコーヒーを光サイホンでいれる喫茶店「珈琲(コーヒー)専心 粋庵(すいあん)」(中央区)、岡崎市出身でバリスタチャンピオンシップ世界2位の実績を持つオーナーが手がける「REC COFFEE」(福岡県)などが出店する。
飲食店は、ハンバーガー専門店「グラニーズバーガー&カフェ」(浜名区)やホットドッグ店「ONE HAND STAND」(磐田市)などが並ぶ。このほか、軽量化したランドセルを販売する「ことゆく社」(中央区)などの雑貨店や子どもが楽しめるワークショップも出店。子どもたちが運営する「子どもフリマ」も開催する。今年の初企画として、バリスタチャンピオンシップ出場経験者が大会公式エスプレッソマシンで入れたコーヒー提供するコーナーも用意する。
松島さんは「毎年、来場した方同士が偶然会場で再会する光景を目にする。好みのコーヒー店を探すだけでなく、懐かしい再会が待っているかもしれない」と話す。
開催時間は9時~15時。コーヒーチケットの前売り券は、一部を除く出店予定のコーヒー店で販売する。(当日券販売は9時30分から)。