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八王子のコワーキングスペース「8Beat」がオープン10周年

  • 2024年11月11日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 八王子駅近くの西放射線通り商店街(ユーロード)沿いにあるコワーキングスペース「8Beat(エイトビート)」(八王子市三崎町)が11月1日、オープン10周年を迎えた。(八王子経済新聞)

 イベント参加者が集まり乾杯した

 2014(平成26)年11月1日11時11分と「1」が並ぶタイミングでオープンした同施設。コワーキングスペースには、テーブル席に加え、給茶機、コピー機、映像収録などを行うことができるスタジオなどを用意する。2021年には同じフロアの空きテナントを活用して増床し、「シェアオフィス8Beat」を開設。シェアオフィスのほか、大会議室、小会議室、カウンタータイプのコワーキングエリアなどを備える。

 10周年に合わせ、今月4日には利用者らが集まり記念イベントを行った。施設を運営する小柳次郎代表をはじめ関係者が利用者から提供された酒だるの鏡開きを行い、10周年を祝った。当日は、同施設のスタッフがビール工房を訪れて造ったオリジナルビールや、今夏酒造免許を取得し、酒の製造・販売を始めた「八王子クラフトリキュール」の島村悟さんが製造したリキュールやジンを提供するなどして盛り上がった。

 同施設の開業に当たりサポートをした、コワーキングスペース「7F(ナナエフ)」(さいたま市大宮区)を運営するコミュニティコムの星野邦敏社長は「われわれがコワーキングスペースを始めた頃は認知度も低かった。私も小柳さんも『そんなスペースがなぜ成り立つのか』『どういう意味があるのか』などと言われた時代を生き抜き業界に残っている。今後、コワーキングスペースでの交流は今まで以上に大切になってくると思う。これからもコワーキングスペースの業界が盛り上がれば」と話す。

 小柳さんは「コワーキングスペースを始めた頃は、『8Beat』を起業の場として使うとか、地域の人が利用し地域活性化を担う場になるとかそういった目的で始めたところがあった。今のようにテレワークやリモートワークでの利用は想定はしていたとはいえ、ここまで増えるとは思わなかった。毎日、初めての人が来られるし、リピーターもたくさんいる。この10年でコワーキングスペースは増えたし、大きな資本がやってくる脅威はあるが、まだ対抗できるところがあると思う」と話す。

 「シェアオフィスの稼働も順調で、コロナ期に増床をした。やってよかったと思っている。企業が自前で大きなスペースを持つのを見直す傾向にあることもあってか、想定以上に会議室の利用が多い。今ある設備をどう回していくのかや、自分たちでシリーズイベントをやることなどが課題。運営者も10歳、年を取った。できればこの場所を活用してくれる若い人が出てきてくれたら。地域活性化をさらに担っていきたい」とも。

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