「豊田収穫祭2024」が9月21日・22日、豊田一号公園(日野市豊田2)で行われる。(八王子経済新聞)
豊田駅に掲示されているイベントのポスター
豊田駅南口から徒歩10分、浅川沿いの同所で行われる今回のイベント。2022年から行われており、地元で地域活性化などに取り組む一般社団法人「トヨダ・エリアマネジメンツ」が主催する。
都内でクラフトビール製造を手がける醸造所がそれぞれビールを提供する。参加するのは、日野市のご当地ビール「TOYODA BEER(豊田ビール)」を手がける石川酒造(福生市)、二子玉川で展開する醸造所「ふたこビール」、狛江市に拠点を置く「和泉ブルワリー」、羽田空港近くにある「羽田スカイブルーイング」(大田区)と高尾ビール(八王子市下恩方町)の5社。
当日は、豊田産大麦を原料としたクラフトビール「豊田セゾン」を会場で提供する。日野市も協力し年に1回生産していた「PREMIUM TOYODA BEER(プレミアム豊田ビール)」に続くものとして企画。今回は1000リットルを用意する。ボトル詰めなどは行わず、工場からタンクに入れたまま会場に持ち込んで参加者に飲んでもらい、残った分は日野市内の飲食店などで提供する。
イベント運営を手がける増島清人さんは「『プレミアム豊田ビール』のプロジェクト終了後、かかわっている人間として継続したいという思いが強くあり、自分たちの手で豊田の麦を残す方法はないかと考えるところから始まった。『豊田ビール』と同じく石川酒造で造っていただいており、9月10日にでき上がって、今は置いている段階。私もまだ味見をしていないが、昨年が上出来だったこともあり同じレシピで造っているので、良い味なのではないかと期待している」と話す。
焼きサンマや、スペイン原産の野菜「パドロン」を使ったつまみも用意する。「サンマは炭火で焼く。パドロンはピーマンとシシトウの間のような野菜。スペインではビールなど酒のつまみとして親しまれている。ピーマンの苦みとシシトウの甘みが掛け合ったようなものでおいしい」と増島さん。今月22日には地元農家による野菜の販売会「軽トラ朝市」も行う。
「川が近く、原っぱも広くてロケーションもとても良い。2日で2000人が来ることを目指して進めている。今年は飲食店が参加せず自分たちだけでやるスタイルを取った。本を読んでいるだけの人もいれば、宴会をしている人もいて、会場には空間をアレンジして楽しんでいる人ばかり。パーツは用意したので、皆さんで組み合わせて自分なりに楽しんでもらえたら。気軽に来ていただきたい。良い気分転換ができると思う」と増島さん。イベントの開催に合わせ、サンマやパドロンの調理をはじめとした運営を手伝うボランティアも募集している。開催時間は、21日=12時~19時、22日=10時~16時。雨天決行、荒天中止。
今月22日は「豊田収穫祭」と同時開催イベントとして、豊田一号公園から地図を参考にチェックポイントを巡ってポイントを集める「豊田のまちロゲイニング」を行う。開催は今回が初めて。増島さんは「時間として2時間くらい。チェックポイントは40カ所くらいあって、とても全ては回れないと思うが、ロゲイニングの面白いところは自分で道を作っていくところ。ランドマークとして面白いところや豊田に関わるようなところもポイントにしている」と話す。
2~4人でチームを組み参加する。中学生以下は保護者同伴。定員は20チーム。参加費は1人1,000円。事前の申し込みが必要で、イベント支援サイト「e-moshicom(イー・モシコム)」で受け付ける。締め切りは今月20日12時。