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八戸・マリアンハウス幼稚園児が警察官の仕事学ぶ 鑑識体験も

  • 2024年11月14日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 八戸警察署(八戸市城下1)による「鑑識・警察犬実演」が11月11日、マリアンハウス幼稚園(是川1)で開かれた。(八戸経済新聞)

 11月23日の勤労感謝の日に合わせ警察官の仕事に触れてもらおうと2020年から始まり、4回目。同園の年少から年長の園児と未就園児合わせて約50人が参加した。

 この日は鑑識実演、警察官の「なりきり体験」、警察犬実演の三部構成。鑑識実演では、同署鑑識係長の松本卓也さんが「鑑識の仕事は見えないものを見えるようにして指紋の持ち主を探すこと」と説明。鑑識のキャップをかぶった園児がポンポンのようなダスターはけにアルミニウム粉末を付け、透明フィルムの上をはくとヒトの手形が現れ、様子を見守っていた園児は驚いた表情を見せた。

 初めて行ったというなりきり体験では、園児が自分の頭より大きな警察官のヘルメットを着用して停止灯を片手に持ち、「敬礼」のあいさつを練習。敬礼のポーズで記念撮影し、警察官と交流を深めた。

 警察犬の実演では、警察官の「お座り」「伏せ」「立て」の指示に警察犬が従う「服従」や、先生や園児のにおいをつけた紙ナプキンを警察犬が当てる「選別」を披露。警察犬が迷いなく正解の紙ナプキンを当てるたび、園児たちは歓声を上げた。質問タイムでは、「なぜ鼻がいいの」「何を食べているの」という園児の素朴な質問に、警察犬を担当する警察官が一つ一つ丁寧に答えていた。

 鑑識の体験をした年中の?舘知世さんは「手形が現れて面白いと思った」と話し、千葉沙耶奈さんは「楽しかった、またやりたい」と話していた。

 松本さんは「警察の仕事を園児の皆さんに見てもらって、将来警察官になりたいと思ってもらえるよう日々頑張りたい」と力を込める。

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