酒販店「中屋酒店」(福島市置賜町)に併設した立ち飲み店「ナカヤノトナリ」(福島市置賜町、TEL 024-522-2913)が11月16日、福島市置賜町にオープンする。(福島経済新聞)
今年で創業94年になる中屋酒店が経営する同店。オープンのきっかけについて、店主の田中信幸さんは「以前は、有料試飲を行っている酒屋がたくさんあった。時代とともに減少してしまったが、今の時代に合ったスタイルでお客さまに提案する場を作りたいと思い、角打ちスタイルの店をオープンすることを決意した」と話す。
店内で提供するのは、焼酎や日本酒を中心に約20種類。銘柄は季節やその時々の「お薦め」で入れ替える。「焼酎の取扱銘柄が多いのが強み。焼酎と聞くと一升瓶になってしまうので購入するのに尻込みをしてしまい、なじみのない人も多いかもしれないが、角打ちではグラス1杯から楽しむことができるので気軽に試してほしい」と田中さん。
オープンを迎えて、田中さんは「不安と期待が入り交じってドキドキしている。早い時間から営業しているので0次会や昼飲み、仕事終わりの一杯など、自由な使い方をしてほしい。焼酎のファンが増えるきっかけを作りたい」と話す。
今後については、「月に一回、飲食店向けの深夜営業日を作りたいと思っている。飲食店でも、焼酎はメニューが決まってしまっていることが多いので、新しい焼酎を提案する場となれば街全体でさまざまな銘柄の焼酎を飲むことができるようになる」と期待を込める。
営業時間は15時~21時。