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府中・大國魂神社の秋季祭「くり祭」 神楽奉納とあんどん点灯

  • 2024年9月20日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 大國魂(おおくにたま)神社(府中市宮町3、TEL 042-362-2130)の「秋季祭 くり祭」が9月27日(宵祭り)・28日(本祭り)に行われる。(調布経済新聞)

 かがり火をたき奉納される大蔵流薪狂言

 府中の秋の風物詩として親しまれている同祭は、江戸時代中期の1737年9月28日に武蔵総社六所宮(むさしそうじゃろくしょぐう)太々神楽(だいだいかぐら)が創立したことを起源とする。一時中断したが再興し、現在も同じ日に斎行(さいこう)している。

 太々神楽とは神様に歌や舞をささげるもので、27日に能楽師大蔵流狂言方の大蔵彌太郎千虎(やたろうせんとら)さんが奉納薪(たきぎ)狂言「菌(くさびら)」他を上演する(17時)。28日は無形民俗文化財「江戸の里神楽」の奉納が行われる(17時、19時)。いずれも神楽殿前で行い、鑑賞無料。神社周辺では府中囃子(ばやし)保存会の山車12基も巡行する(28日17時30分~20時)。

 両日、境内参道に府中市芸術文化協会会員による奉納画のあんどん約260本が立ち並ぶ(9時~21時)。17時から明かりをともし、夕闇に包まれる頃には幽玄な景色が浮かび上がる。27日が雨天の場合、28日・29日に掲げる。28日が雨天の場合は27日・28日。両日とも雨天の場合は、29日・30日に掲げる。

 「くり祭」の名称は、栗の収穫時期と太々神楽の時期が重なり、栗を売る露店が多く並んだことから次第に呼ばれるようになった。もともと武蔵野の大地は栗の発育に適しており、昔から保存食として大切にされ、江戸時代には当地で採れた上質な栗が徳川家に献納された。現在でも、季節の味を求めて参拝記念に栗を買う客が多い。露天の営業は両日9時~21時ごろ。

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