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調布・神代植物公園の大温室夜間公開 今度はオオオニバスの花も

  • 2024年9月9日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 都立神代植物公園(調布市深大寺元町5、TEL 042-483-2300)が9月14日・15日、「大温室夜間公開/月夜に輝くオオオニバスと夜空を彩るバブルミネーション」を開催する。(調布経済新聞)

 ナイトジャスミンとも呼ばれるヤコウボク。花は夜に強い香りを放つ

 同園は7月にも大温室を夜間公開しており、一夜限りで翌朝に散ってしまうサガリバナやそうめんのような珍しい姿のパナマソウなどを多くの来園者が鑑賞した。今回は大温室の神秘的な夜の植物と併せて、「つつじ園の池」で栽培しているオオオニバスも見ることができる。

 同園のオオオニバスは、パラグアイやアルゼンチンなど南米を原産とする水生植物のパラグアイオニバスという種類。直径約1.5メートルの大きな葉が特徴で、人間が乗れるほどの浮力がある。8月末には子どもたちが葉に乗って記念写真を撮るイベントも行った。

 花は白色で夕方に咲き、強く甘い香りを発して甲虫を誘い込んだまま朝閉じる。翌晩は花弁がピンク色や赤色に変化して再び開き、香りがほとんどない。閉じ込められていた虫は花粉を付けたまま飛び出して、香りの強い1晩目の花に移動して受粉を助ける。広報担当の土方千鶴さんは「開催日は『中秋の名月』直前なので、晴れれば明るい月明かりの中で白い1晩目の花や赤い2晩目の花を見ることができるはず。大きな葉を広げたオオオニバスの姿を楽しんでほしい」と話す。

 当日は大温室前の噴水で、7月に好評だった「バブルミネーション」の演出も行う。さまざまな色の照明に照らされたシャボン玉がふわふわと漂い、手を伸ばす親子連れや写真と動画に収める人たちでにぎわった。大温室前広場では軽食や氷菓、冷たいドリンクなどを販売する「夜カフェ」も臨時営業する。野外イベントは、降雨や強風で中止や中断する場合がある。

 開催時間は17時30分~20時30分(最終入園は20時)。一般開園終了後に立ち入り区域を制限して正門を再開門(深大寺門は閉門)。参加費は、一般=500円、中学生以下無料。年間パスポートや障害者手帳などの所有者も有料。荒天時は大温室夜間公開も中止。

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