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調布の材木店が今年も巨大なえと看板 地元の正月飾る「戌」の絵、見物客も増加

  • 2018年1月5日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 遠州屋材木店(調布市下石原1)で現在、恒例の巨大なえと看板が飾られ、新年を祝う番犬のように地元を見守っている。(調布経済新聞)

 「遠州屋材木店」の林場を飾る戌のえと看板、全体の様子

 1990年ごろから30年近くえと看板を飾り続けている同社。正月を迎えるに当たり材木店では、林場(りんば)と呼ばれる木材置き場を美しく見せるために、置いている角材を整える習わしがあるといい、業界で角材を使った飾り絵が広まったことから、同社でも林場を整頓するだけでなく、正月を祝うための飾り絵を始めたという。

 年の瀬の迫る12月28日、内山信一社長と従業員が、えと看板の設置作業を行った。店前の林場にそれぞれ、「戌(いぬ)」の絵のパーツを描いた角材12本の束を、バランスをとりながら並べた。配置に工夫しながら、半日ほどかけて勇猛な戌の飾り絵ができ上がった。

 同30日には、しめ縄を巻いて正月飾りとして祈念し完成した。林場の広い同社の設置スペースに飾る看板は、見栄えがよいと評判という。

 内山さんは「従業員と力を合わせて飾った後に商売繁盛・家内安全など、幸運が舞い込むよう毎年祈念している。看板を撤去した後は、ほかの木材と同じように現場で使うが、えとの入った木材は『縁起がいい』と大工さんに喜ばれる」と話す。

 地元では新春の風物詩として見物客が年々増え、近隣住民だけでなく、正月気分を味わおうと遠方から足を運ぶ人もいるという。市内でえと看板を飾る材木店は同社のみで、十二支を目指して、毎年家族で写真を撮りに来る人など、人気の撮影スポットにもなっているという。

 内山さんは「えと看板を楽しみにしてくださる方が増え、毎年たくさんの人が見に来ている。当社の1年の締めくくりと新年の始まりの儀式。業界的には厳しいが、日頃の努力で今年も看板を無事に飾ることができた。皆さんの健康、仕事ができた幸せ、先祖や従業員への感謝などさまざまな思いを込めて飾り、新年の仕事始めにはまた気持ちを新たに皆で撤去したい」と話す。

 えと看板は仕事始めの1月6日まで飾り、同日8時に撤去する予定。安全のため撤去作業中は敷地内立ち入り禁止。

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