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石山駅前に膳所高卒業生3人が運営するイタリアンカフェバー「ニョッキ」

  • 2024年9月11日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 イタリアンカフェバー「Cafe&Barニョッキ」(大津市粟津町)が9月1日、石山駅前のマンション「森の雫」3階にオープンした。(びわ湖大津経済新聞)

 シラスとトマトのシチリア風パスタ、生ハムとグリッシーニ

 ミラノ風カツレツ(1,200円)やラムランプステーキ(2,200円)、揚げニョッキ(500円)、シラスとトマトのシチリア風パスタ(1,100円)、フォンダンショコラ(700円)などのフードと、ワイン(600円~)、ウイスキー(500円~)、カクテル(600円)などを提供する。

 カウンター席8席、テーブル席8席、8人~10人収容の個室1室、テラス席12席を備える。

 店を運営するのは膳所高校の卒業生、小橋尚弥さん、濱口航さん、阿部厚文さんの3人。京都大学4年の小橋さんは大学2年時に休学してバックパッカーとしてアジアや米国など20カ国を旅した。小橋さんは「大学院への進学も就職も魅力を感じず休学した」と振り返る。出身中学も小橋さんと同じ濱口さんは「中学生の頃から小橋が将来何かやるのなら一緒にやりたいと思っていた。生徒会長をしていた小橋のスピーチに感動して、『これが人の上に立つ人か』と感じた。小橋が将来何をするか知りたくて、付いていけるものなら付いていきたいと思っていた」と話す。小橋さんは「旅の間も、濱口が『やりたいことは見つかったか』と何度も聞いてくるので、いつの間にか、やりたいことを見つけるのが旅のゴールになっていた」と笑顔を見せる。

 小橋さんが「楽しそうでチャンスも感じた」というゲストハウスの運営をすることに決め、濱口さんに伝えた。小橋さんは「京都に訪れているインバウンドを滋賀に呼び込み、交流の場としての価値を提供するゲストハウスをしたいと思った」と話す。簿記を勉強し、テナントを探したが、自己資金が足りず、地元で飲食店を開き、資金をためることにしたという。

 4月から大学院に進学する阿部さんは「飲食店でアルバイトをしていて、接客に面白みを感じていた。大学院と両立して自分に合ったものを見つけて突き詰めていきたい」と話す。小橋さんは「何かを組み立てることに興味のある3人が集まったが、やりたいことが見つかったらそれぞれの道に進む」と話す。

 小橋さんは「飲食店の運営は想像以上に大変で、石山で戦っていけるか不安もあるが、3人の力でやっていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~翌1時(金曜・土曜・祝前日は翌3時まで)。

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