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熱海のフレンチおばんざい「マルノワ」が開業6カ月 コロナ禍でも手応え

  • 2021年10月14日
  • みんなの経済新聞ネットワーク

 フレンチおばんざい「marunowa(マルノワ)」(熱海市渚町)がオープンして6カ月がたった。(熱海経済新聞)

 【写真】フランス料理「フラン」をアレンジした「オマールエビこぼれ茶碗蒸し ウニ・イクラ・ズワイガニのせ」

 熱海出身の店主・田中雄基さんが3月31日に開業した同店。熱海では珍しいフランス料理とおばんざい料理を併せた居酒屋として営業する。田中さんは「ベースはフランス料理だが、熱海の地元の人にも気軽に使ってもらいたいと思い、わかりやすくおばんざいに置き換えてメニューを作っている」と話す。

 田中さんは生まれも育ちも熱海で、母親の実家は市内で飲食店を経営している。田中さんは「子どもの頃は特に将来飲食店を経営しようとは思っていなかった」と言うが、19歳の時に知人のつながりで東京の飲食店で働いたことをきっかけに、飲食業の世界に足を踏み入れた。「飲食店で働き始めて気付いたのは、雇われているだけでは稼げないということ。30歳までの独立を目標にした」と田中さん。修業のためにホテルのフレンチレストランで働く中で、「いつの間にかフランス料理を作るのが好きになり、先輩らの後押しもありフランス料理を続けてきた」と言う。

 フランスに渡りリゾートホテル内のレストランでも経験を積んだ後、帰国。2013(平成25)年、28歳の時に三軒茶屋でビストロ「marunowa」を開業して独立した。独立したものの、最初は手探りでの店舗運営だったという。「料理は修業してきたが、飲食店経営は初めてで、何もわからない状態でスタートした。それでも親切な常連のお客さまに教えてもらったり、店を運営する傍ら勉強したりして、経営を軌道に乗せることができた。良いお客さまにも恵まれた」と振り返る。

 順調に経営を続けてきたが、2020年4月に新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて一時休業した。田中さんは「熱海が盛り上がっていることは耳に入っていたが、以前は熱海に戻ることをあまり考えていなかった。休業した時に熱海に帰省したところ、自分が知っている熱海よりも良くなっていて驚いた。さまざまなタイミングが重なり、店を熱海に移転すると決めた」と話す。「今では日に日に熱海は本当に良いところだと感じている。店のある渚町エリアにも可能性を感じる」とも。

 同店のメニューは、「フレンチおばんざい」をコンセプトに季節の食材を使った海鮮料理や肉料理、おばんざい料理などを500円台からそろえる。客単価は5,500円程度。人気メニューは、フランス料理の洋風茶碗蒸し「フラン」をアレンジした「オマールエビこぼれ茶碗蒸し ウニ・イクラ・ズワイガニのせ」(890円)、同じく「ドフィノワ」がモチーフの「じゃがいものクリームグラタン」(780円)、「鯵(アジ)の干物リエット」(820円)、「砂肝のコンフィ串」(2本、560円)など。ボトルワインは3,800円から約200種類をそろえる。

 同店のある渚町は「夜の街」として栄えたが、近年は空き店舗が目立つエリアだった。ここ数年は老舗飲食店に交じって若手経営者らの飲食店やゲストハウスの出店があり、注目されるエリアに変貌を遂げつつある。田中さんは「開店から半年たち、コロナの影響もあったが熱海市内だけでなく周辺の街や熱海に別荘を持つ都内のお客さまにもたくさん来店してもらっている。当店もさらに努力して良い店にしていきたい。クオリティーの高い飲食店が増え、熱海全体がさらに盛り上がっていけば」と期待を寄せる。

 営業時間は16時~21時。日曜定休。

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