浅草神社で「浅草ホタル」　ホタル700匹が放つ光を特設テントで鑑賞

　ホタル700匹が放つ光を特設テント内で鑑賞するイベント「浅草ホタル」が6月13日・14日の2日間、浅草神社（台東区浅草2）で開催される。（浅草経済新聞）

　実行委員会メンバー・高間厚さんの先輩がホタルに魅せられて静岡でホタルの養殖を始めるために移住したことがきっかけとなった。「先輩が始めたホタルの養殖の現場を実際に見に行ってみたら、本当にすごかった。これは浅草の子どもたちや親が見れば感動すると思った」と高間さん。

　2019年の開始を予定していたが会場の関係で実施できず、2020年以降もコロナ禍で開催には至らなかった。ようやく実現したのは2022年になってから。「やっと開催できるようになったものの、最初のうちはうまくいかなかったことが多かった。ホタルは少しでも光が入ってしまうと寝てしまう。熱にも弱いので、冷風機も導入した」と高間さんは振り返る。「感動して泣きながらテントから出てくる年配の女性の方がいて、『これは本当にいい経験をさせてもらった』と話してくれ、本当にやって良かったと思った」とも。

　会場は同神社内に特設するテント「ホタルトンネル」。4回目となる今回は、ホタルが光を放ちやすいように開始時間を30分遅らせた。併せて、13日17時から、「浅草ホタル～学びの場～」を開く。ホタルの生態について学びを深めた上で、ホタルの鑑賞に参加することができる。

　「都心ではなかなか見られない700匹のホタルのきれいな輝きを、お子さまにも、大人の方にも、もちろん海外の方にもご覧いただければ。良い思い出として記憶に残るものになるはず」と鑑賞を呼びかける。当日は同神社内に屋台や人力車も登場する。

　開催時間は18時30分～20時30分ごろ。雨天決行。参加費は、大人＝1,000円、子ども＝500円。入れ替え制。事前予約不要。