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Vol.30 アウトドアでの安全○×クイズ

  • 2007年10月4日

週末や連休は、最高のアウトドアシーズンでもあります。でも、楽しみばかり追い求めて安全を考えたことがありますか?
ご家族でもできる「アウトドアに関する○×クイズ 20」にチャレンジしてみてください。
アウトドアでの活動を見直すキッカケになるかも。

(イラスト)クイズ

(イラスト)クマに出会ったら
Q1.天気予報が晴れならば、登山やハイキングに雨具を持っていく必要はない
Q2.登山中、道に迷ったらわかるところまで戻る
Q3.山歩きはジーパンが歩きやすい
Q4.登山では登りよりも下山中の事故が多い
Q5.体感温度は風速10mにつき、1℃冷たく感じる
Q6.日射病や熱射病を予防するためにはこまめに水分を補給するとよい
Q7.クマに出会ったら死んだふりをするとよい
Q8.ハチが頭の周りを飛び回っているので、手で追い払った
Q9.ハチの毒液は水に溶けやすいので、刺されたところを水で洗うと良い
Q10.料理には美味しい沢(川)の水を利用する
Q11.自生している野草やキノコは野外ならではのごちそう、何でも試してみる
Q12.熱いものを持つときは、軍手をぬらした方がよい
Q13.火を扱うときは、火に弱い素材の軍手を避け、木綿がよい
Q14.河原だったら水がそばにあるのでどこでも直火でたき火して良い
Q15.ガスコンロは風よけのために全体を囲むと効率がよい
Q16.鉄板にあったコンロがないときは、コンロを2つ並べて使うと良い
Q17.やけどをしてしまったら、まず冷やすことがよい
Q18.テントの中ではガスコンロは使わない
Q19.刃物は、よく切れないくらいがちょうどよい
Q20.新品のウインドブレーカーなら雨具にも代用できる


正解と解説

Q1.天気予報が晴れならば、登山やハイキングに雨具を持っていく必要はない

正解 ×
山の天気は変わりやすいので、必ず雨具を持ちましょう。

Q2.登山中、道に迷ったらわかるところまで戻る

正解 ○
引き返す勇気も必要です。

Q3.山歩きはジーパンが歩きやすい

正解 ×
ジーパンはひざの曲げ伸ばしがしにくい。また濡れると乾きにくいので山歩きには不向き。

Q4.登山では登りよりも下山中の事故が多い

正解 ○
とくに下山時にはひざへの負担がかかります。

Q5.体感温度は風速10mにつき、1℃冷たく感じる

正解 ×
風速1mにつき、1℃下がります。

Q6.日射病や熱射病を予防するためにはこまめに水分を補給するとよい

正解 ○
一度にがぶ飲みせずにこまめな補給が大事です。

Q7.クマに出会ったら死んだふりをするとよい

正解 ×
死んだふりをするより、目をそらさずに静かに立ち去るのがよい。逃げたり背を向けたりすると追いかけてきます。それよりは出会わないようにすることが大切。

Q8.ハチが頭の周りを飛び回っているので、手で追い払った

正解 ×
手で払うとハチを興奮させます。身を低くしてその場から離れましょう。

Q9.ハチの毒液は水に溶けやすいので、刺されたところを水で洗うと良い

正解 ○
ハチの毒液は水性です。

Q10.料理には美味しい沢(川)の水を利用する

正解 ×
上流に人家や田畑がある場合は飲まない方が安全。わき水ならば美味しいものもあるが、基本的には煮沸してから飲むのが基本。

Q11.自生している野草やキノコは野外ならではのごちそう、何でも試してみる

正解 ×
知識がないならば手を出さない方が無難。

Q12.熱いものを持つときは、軍手をぬらした方がよい

正解 ×
軍手の水分が一気に熱せられてやけどの可能性有り。

Q13.火を扱うときは、火に弱い素材の軍手を避け、木綿がよい

正解 ○
化学繊維やゴム引きの軍手は熱には弱い。綿100%は化学繊維に比べて熱に強いが、皮の手袋がおすすめ。

Q14.河原だったら水がそばにあるのでどこでも直火でたき火して良い

正解 ×
直火のたき火は基本的に禁止。水分を含んだ石は熱すると破裂する恐れ有り。

Q15.ガスコンロは風よけのために全体を囲むと効率がよい

正解 ×
ガスボンベが熱せられて爆発の恐れ有り、非常に危険。

Q16.鉄板にあったコンロがないときは、コンロを2つ並べて使うと良い

正解 ×
ガスボンベが熱せられて爆発の恐れ有り、非常に危険。

Q17.やけどをしてしまったら、まず冷やすことがよい

正解 ○
とにかく冷やすこと。その後病院へ。患部を清潔にしておくことが大切。

Q18.テントの中ではガスコンロは使わない

正解 ○
一酸化炭素中毒で多くの事故例があります。テント内は火器禁止。

Q19.刃物は、よく切れないくらいがちょうどよい

正解 ×
切れない刃物を使うと、余計な力が必要になるので危険。

Q20.新品のウインドブレーカーなら雨具にも代用できる

正解 ×
ウインドブレーカーでは激しい雨の時に縫い目から雨がしみてくることがある。

(安全なキャンプのためにPart8 から引用及び一部修正)


(2007.10.4更新)

高瀬 宏樹さん

著者プロフィール
高瀬 宏樹 (たかせひろき)
日本キャンプ協会の職員として、全国を飛び回ってキャンプを指導することがしごと。ふだんはキャンプインフォメーションセンターで広報業務や相談に応じている。3歳と8歳の男児の父親として体を張った子育てを実践中。

 

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