野外で過ごすのが気持ちいい季節です。
あたたかな日は仲間とキャンプもいいですね。
今回は、キャンプで使うバーナーでちょっとリッチなお茶の飲み方を紹介しましょう。
キャンプ用のガスバーナーをご存じですか?とっても携帯性に優れていて、ハイキングやお散歩の時にとても重宝します。ちょっとした野外調理も十分可能です。ごはんだって炊けます(私の友人は、引っ越ししたときにガスが利用できるまで、これで過ごしていました。もちろん、屋内で使ってはいけません)。
バーナーには、ガスのタイプとガソリンのタイプの二種類あります。取り扱いの簡単さを選ぶならば、ガスがおすすめ。ガソリンは燃料代が安いこと、手間をかけてじっくりやるのが好きという方におすすめです。
ガスバーナー:バーナーヘッドとカートリッジ(ガスタンク)を取り付けて使用します。
ガソリンバーナー:ホワイトガソリンを使います。このようなポンピング(ガソリンを気化する)作業が必要です。
バーナーに相性がよいのは小さなコッヘル(鍋)セット。無ければ、おうちにある片手鍋だってかまいません。これに水を持ち歩けば、どこででも調理が可能です。
私はよく、お弁当のおにぎりに加えてカップラーメンをスープ代わりに持ち歩きます。お湯を沸かして3分待てば、とても温かなランチがいただけるのです。紅茶や緑茶のティーバックもよいけれど、一人用のドリッパー付きのレギュラーコーヒーはとてもリッチな気分にさせてくれます。アウトドアでいただくコーヒーは、とてもおいしいです。
手作りのお弁当やクッキーなら最高ですが、そんな手間をかけなくてもちょっとリッチなタイプのクッキーやサブレなどコンビニで手に入るもので、春の日差しを受けて、体も心もポカポカする。そんなゆっくりとしたひとときが今の時期はおすすめですね。
コッヘル:野外用の鍋のことです。
バーナークッキング
高いところに登ってぼんやり景色を眺めたり、花を愛でたり。良いひとときをお過ごしください
(2007.3.1更新)
著者プロフィール
高瀬 宏樹 (たかせひろき)
日本キャンプ協会主幹(指導者養成、普及サービス事業担当)
日本全国を飛び回って、キャンプの魅力を人々に伝えたり、指導者の養成に取り組んでいる。休日は二人の息子達をパートナーに身近な自然のなかで、ささやかなアウトドアライフを実践している。