節分を過ぎて、日ごとに春が近づいてきました。冬の低山歩きも楽しいもの。今回は、野山を安全に楽しく歩くワンポイントです。
野山の活動では、その活動にふさわしい服装や、その活動に必要な用具をそろえることで、安全に楽しい登山を行うことができます。
装備の内容は、コースやメンバーの経験度によって違ってきます。
正しい歩き方で、楽しく疲れない山歩きを心がけましょう。山を歩くときは小股で、かかとをしっかりつけて歩くことがポイント。かかとで歩くことで、足底全体を地面につけることができます。
自分の経験や体力を過信したり、つい無理をして遭難することが最近目立っています。美しい自然も、天候によっては人間に襲いかかることもよくあることです。注意しましょう。
また、登山道以外の道を歩くことは、踏圧によって植生にダメージを与えることもあります。まわりの景色だけでなく、様々なことに気を配って山歩きを楽しみましょう。
(2006.3.2更新)
著者プロフィール
高瀬 宏樹 (たかせひろき)
日本キャンプ協会主幹(指導者養成、普及サービス事業担当)
日本全国を飛び回って、キャンプの魅力を人々に伝えたり、指導者の養成に取り組んでいる。休日は二人の息子達をパートナーに身近な自然のなかで、ささやかなアウトドアライフを実践している。