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Vol.05 落雷による事故を避けるために

  • 2005年8月4日

 落雷による事故を避けるためのノウハウを紹介します。

低い場所に移動

 雷は丘、山など小高い場所や草原、川原など広く開けた場所で人体が突出している状態が最も危険です。雷が近づいたら

  • 低い場所に移動し姿勢を低くする
  • 森の中では直近の幹や枝から4メートル以上離れ、(近くに建物があれば建物内へ逃げ込んでください。)雷の側撃を防ぐ
  • 近くに車や建物があれば逃げ込みましょう。ただし、テントやタープ内は危険です。テントやタープのポールと人体の間に十分な距離が取れないため、人体へも雷電流が流れるからです。金属は電気の通り道になりますが、雷を誘導しないことは数々の実験で確認されています。慌てて金属を体から外すより姿勢を低くすることです。

 

姿勢を低くする 傘はささない

 

 夏に雷が多く発生するとは限りません。一年を通じて、上空に冷たい空気が入ったり、地表に暖かい空気が入ったりすると大気の状態が不安定になり、強い上昇気流が生まれ雷が発生します。気象情報にはくれぐれもご注意を!

 

井上 透さん

著者プロフィール
井上 透 (いのうえとおる)
本職は、国立科学博物館情報サービス課長。「山」と「歩き」を切り口にキャンプに関わっている。日本キャンプ協会では広報部門の委員長をボランティアで務めている。

 

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