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Vol.11 伊藤雅仁さん
「健康と環境に貢献し、全ての人を幸せに」"LOHAS"をキーワードに起業

  • 2007年7月1日

Vol.11 「健康と環境に貢献し、全ての人を幸せに」
“LOHAS”をキーワードに起業

伊藤雅仁さん

伊藤雅仁さん

Profile
1967年、日本一!人口の少ない鳥取県に生まれ、1991年、京都の同志社大学を卒業。
(株)三菱銀行(現在の三菱東京UFJ銀行)勤務を経て、ソフトバンク株式会社入社。
グループ企業ファイナンス・オール(株)の代表取締役として同社上場。株価18倍達成。
2006年、親会社SBIホールディングス(株)との合併により取締役執行役員常務に就任後、起業のため同職退任。
2006年、LOHASサービスNO1企業を目指して、ハッピーオール株式会社を創業。
現在、ハッピーオール株式会社 代表取締役社長。SBI損保準備とフュージョンパートナーの取締役を兼務。

 

SBIホールディングス株式会社の取締役を退任し、「健康と環境に貢献し、全ての人を幸せに」を理念としたリフレクソロジーの会社を創業された伊藤雅仁さんにお話を伺いました。

 

LOHAS的起業を考えた動機は?

 インターネット総合金融業のSBIホールディングス(東証一部)の取締役されていた伊藤雅仁さんが、LOHAS的起業を考えた動機は、「金融、インターネットの仕事に携わっていましたが、一方で以前から、人の健康、地球環境に対する関心は持っていました。自分自身の出身が自然豊かな鳥取で、学生時代を過ごしたのが、自然、文化、そしてベンチャー気質を備えた京都であったのも影響しているかも知れません。」と伊藤さん。

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 「学生時代はアイセックという世界的に活動する学生サークルに所属していました。世界70カ国に事務局があり、ビジネスを通じた世界平和という理念で、国際間のインターンシップなどを実施していたサークルで、ビジネスと社会貢献との関わりを考える最初の機会でした。そして、SBI での仕事を通じてビジネスと社会貢献の両立とに確信がもて、起業にあたり、地球環境と人の健康の問題を解決するLOHASという発想なら、ビジネスと社会貢献の両立が出来ると思いました。」

体の自然治癒力を引き出す健康法

 「インターネットや金融の発展もそうですが、世の中はますます便利に、スピーディーになっています。その一方で、心身のストレスは高まっているのではないでしょうか。ストレスをリリーフしてかつ、体の自然治癒力を引き出すリフレクソロジーはまさにLOHAS的な健康法だと思いました。」

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 しかし、雰囲気やサービスが行き届いて、安心して利用できるという大手チェーンは、意外に少ないという事実に気付いた伊藤さんは、そこで、「雰囲気やサービスも良く、安心して利用できるチェーン店」を自分でやることにしたのだった。

 ハッピーオールは、空間、接客、技術全ての面でこだわりを持っているそうです。「リフレクソロジーは、リラクゼーションのサービスですから、技術は当然のこととして、空間や接客もレベルの高いものが求められていると思います。技術がすばらしくても、店内が汚れていたり、接客がいい加減だと癒されないですからね。」

金融の世界から転じての戸惑いは?

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 伊藤さんによれば、金融の世界から転じて「戸惑ったというより、新しい挑戦だと思っています。私はリフレクソロジーの専門家ではありませんが、サポートしてくれる社員がたくさんいます。社員教育や店舗の立地は成功のために大変重要な要素ですが、いずれもその世界の専門家に入社してもらっています。特に社員教育は、私たちのサービスの場合、リフレクソロジストのサービスに対してお客様がお金を払って頂いているわけですから、もっとも重要な要素です。技術から接客までみっちり研修していて、これは金融やインターネットの世界ではなかったことかも知れません。」

 「一方で、金融のノウハウ、ネットビジネスのノウハウが生かせる局面は多々あります。」と語ってくれました。例えば、業界初となるリアルタイムの予約システムを独自で構築したり、インターネットからの集客に力を入れているそうです。また、店舗を出すときの採算性の検討や事業計画作りでは、金融の仕事をされていたときに、多くの企業の経営をご覧になった経験が役立っているとのこと。

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