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第31回 アンチエイジング・スペシャリスト/オーガスト・ハーゲスハイマーさん
アンチエイジングな食の法則とは…

  • 2014年11月14日
アンチエイジング・スペシャリスト/オーガスト・ハーゲスハイマーさん

アンチエイジング・スペシャリスト/オーガスト・ハーゲスハイマーさん

Profile
1962年福島県生まれ。母は日本人。幼少から中学生期を日本で育ち、その後アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴへ。サンディエゴ州立大学で医学を専攻。1987年日本で会社を父と設立。1998年ビジネスを売却、ハワイに移住。再び、栄養学とエイジングへの興味が芽生え、理論を学ぶ。2002年よりよい自然環境を求めて家族でニュージーランドに移住。栄養学と代替ヒーリングプラクティスをより深く学ぶ。長年の研究から「人間の身体は自然の力で回復できる」という結論に達し、オーガニック素材で無添加の美容健康食品をつくるためにアビオスを設立。2006年より株式会社アビオス代表取締役社長に。無添加、無農薬にこだわる美容健康補助食品事業を行う。現在はアビオス代表の他、オーガニックエステティックサロンのスキンケアラインのプロデュース、レストランのアンチエイジングメニューの監修を手がけ、栄養科学博士としてテレビ、雑誌、セミナーなどでも活躍。ココナッツオイルなどのスーパーフードを自社製品ブランドとして開発。日本とニュージーランドを行き来し、5人の子供を持つ父でもある。ブログ「アンチエイジング博士オーガストのブログ」で情報発信。
著書に『20歳若く見える人の食べ方』(ソフトバンク新書)『老けない人はやめている』(講談社)『若返りスイッチをONにする食べ方』(小学館)『スリムな身体で美しい人はこう食べている』(中央公論新社)『卵は最高のアンチエイジグフード』(三空出版)『ココナッツオイルが効く』(主婦と生活社)『ココナッツオイルで-10歳美人』(宙出版)

 

 日本でも最近「アンチエイジング」という言葉をよく耳にしますが、世界的にアンチエイジングの言葉ができたのは1990年代初め頃からアメリカやヨーロッパを中心に若さと健康についての研究が始まり、いまや美容だけではなく、全身の老化をどう防いでいけばいいのか、さまざまな研究が進められています。そんなアンチエイジングのスペシャリストとして活躍されているオーガスト・ハーゲスハイマーさん。ポリシーは「老けない、太らない、疲れない」…早速、伺ってみましょう。

 

アンチエイジングへの道

オーガストさんが、アンチエイジングに興味を持ったきっかけは?

オーガストさんの20 代と50 代
オーガストさんの20 代と50 代
 私はもともと医学やカラダの仕組みにとても興味があって、大学では医学を勉強し、アメフトもやる学生でした。33年前、19歳のときに初めて父が若かった頃の写真を見て、写真の父は若く凛々しく、目の前にいるお腹がぽっこりでた父がまるで別人であることに、衝撃を受けたんです。それが、初めてアンチエイジングを意識した出来事でした。ドイツ系アメリカ人の父は当時59歳で、「自分も歳を重ねたら、遺伝的に父のように老けてしまうかもしれない」と。それで栄養学に興味を持つようになり、その後本格的に学んで栄養科学博士号を取得しました。
 当時、父親の友人が大病をサプリメントで治したことを聞いたんですが、 その人が「ライフ エクステンション」という本を貸してくれたのです。でも分厚い本だったので読まないで置いてありました。しばらくしてからふと読んでみると、初めて読むサプリメント予防医学の本で、 とても面白かったのです。良いものも、悪いものも、メカニズムが分かると結果が出るという内容で、 その内容自体に非常に興味を持ちました。

 

ニュージーランドで、愛犬ピノとオーガストさん
ニュージーランドで、愛犬ピノとオーガストさん
オーガストさんの誕生日会で、5人の子供たちと
オーガストさんの誕生日会で、5人の子供たちと
 20代のときに父のビジネスを引き継ぐことになり、忙しくて不摂生な生活を送っていました。毎晩飲んで、夜中にラーメンを食べ、睡眠時間は3~4時間。でも栄養さえとっていれば大丈夫と信じて、毎日40錠以上のサプリメントを飲んでいましたね。ジムでハードなトレーニングもしていたので太ってはいなかったけど、いつもすごく疲れていて、風邪もよくひきました。
 それからしばらくして30代半ば、やっていた事業を売却し ハワイでセミリタイア生活をしていた時、体を壊してしまいました。きっと、長年の仕事の疲れがたまっていたのだろうと思っていました。マッサージなどにもいきましたが、全くよくなりません。
 「20代の元気はどこにいってしまったのだろう」と思いながら、 いつものようにホノルルのジムに通っていたある日、パーソナルトレーナーに 「あなたの年齢でこのトレーニングは疲れるでしょう」といわれショックを受けてしまったんです。10年前は運動後はハイな状態だったのに 今は年齢にあった運動をしないと疲れてしまう。「僕の体に何がおこったんだ?」 とてもショックでした。そして、また真剣に体と栄養学について学び始めました。
 あらためて酸化が体にダメージを与えることがわかり、サプリを一切やめ、新鮮な野菜をとることを心がけました。毎日たくさん飲んでいたコーヒーもやめました。そんな生活を送っていると、だんだん体調が戻り、体も軽く元気に毎日を送れるようになっていたのです。
 医学や栄養の勉強をしたはずなのに体を壊し、体に本当に良いことを考えると、たどり着いたのはホールフーズでした。

 

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