韓国に行かれたのは講演のためですか?
ソウルに向かうKTX
いいえ。講演という訳ではありません。
「ウソン(又松)大学」という学校の入学式に、来賓として出席させて頂きました。
ウソン大学は、韓国内に6つのカレッジをもっておりまして。その中のひとつ「ソルブリッジ国際大学」は、国際的に通用するビジネスリーダーを育ててゆくことを目的に、英語で教育を行っており、留学生も、31カ国もの国々から集まっています。ミャンマーからの学生を初めて受け入れてくれたのも此処です。
そして、大学の授業の一環として、学生の皆さんにミャンマーの寺子屋などについてお話しさせて頂きました。どなたも寝ている方はいませんでした。(笑)それどころか、皆さん、本当に熱心に聞いて下さって。忘れられません。
中国へも何度も行ってらっしゃいますよね?
泰山・南天門
お寺で平安を祈ります
一番最近では、上海へ参りました。親しい友人たちと一緒です。それは、招待とかそういうものではなく、微力ながら、私たちの力で、どんな協力体制をつくっていけるのか、たくさんの中国の方々と話し合ってきました。
以前、主人が総理大臣だった時、大勢の中国からの留学生と会う機会がありまして。素直な子どもたちは「日本人は鬼だと思っていたけれど。実際会ってみるといい人ばかりだった!」と、率直な感想を話してくれたものですが。私は嬉しい反面、中国では日本人は鬼のように思われているのかもしれないと思い、とても悲しい気持ちになりました。
ところが、私自身も、いざ南京に行く段になって、南京の人たちは日本人を嫌いなのではないか、受け入れてもらえないのではないだろうかと不安を持ちました。
しかし、実際に行ってみると、とっても暖かい歓迎を受け、私自身も先入観で物事を判断してはいけないと感じたものです。
折角お隣の国なのですから。民間ベースで、どしどし仲良くしていったら、いかがでしょう。
幸い、私はお酒が飲める方なので。(笑)お酒を飲むと、ざっくばらんな会話もできますし。たくさん友達をつくって参りました。
塔の文字は和平