食の自給についても、随分と意識が変わりました?
私、山口でお米をつくってるんですよ。
普段、人には自給自足は大切といっていたのに。自分では、全然実践していないことを反省致しました。
主人の後援者でエコの生産者の方々がいらっしゃって。前々からお米づくりのお話は頂いていたのですが。最初は、いい加減な形で携わるのは良くないと思って遠慮しておりました。でも、3.11の東日本大震災の後に、スーパーマーケットから、あっという間に食べ物が消えてしまいましたよね。あれを見て、自分の食い扶持は、最低限自分で確保しなくてはならないと改めて思い、今は、「昭恵米」をつくっております。(笑)
無農薬で、有機肥料は若干使っていますが、田植えの時期には、裸足で田んぼに入っています。普段、ぬるぬるとした土に直に触れる機会なんてないので。本当に気持ちが良いですよ。
「手植え」にもこだわりました。勿論、機械を使うより効率は悪いですし。腰もかなり悲鳴を上げておりましたが。1反もないような所なので、ランニング仲間や、そのご家族・お子さんなどに手伝ってもらって、作業を終えることができました。
本当に。自然と一体になったような充実感は、何ものにも代え難いものがありますよね。
海外では、どんな活動に力を入れてらっしゃるのでしょうか?
ミャンマーの子供たちと
ミャンマーの寺子屋で
安倍さんも一緒にお昼寝タイム ミャンマーへ行く機会が一番多いですね。
現地に「寺子屋」というものがありまして。元々は千数百年以上前のパガン王朝の時代から存在していた制度で、当初は教典を学んだり、ある時期は、大学のような位置づけであったり、時代時代によって様々に変化してきたんですが。現在では、普通の学校へ行けない子供たちのためのお坊さんが運営している学校という存在です。
ミャンマーでは、元来、小学校は無料なんですが。普通の学校では、制服代やら寄付やら、色々掛かりますし。お弁当が必要です。
その日の昼食のために、朝働きにいかなくてはならない人たちがたくさんいる社会で、お昼を用意してくれる寺子屋の存在は、とても大きな意味を持ちます。他にも、歩いて行ける範囲内に学校がなかったり。学校教育を受けることができない子供たちがたくさんいます。
寺子屋は「non formal」な学校ではありますが、教科書は普通の学校と同じですし、卒業資格も同じように与えられます。なので、寺子屋の小学校を卒業した後に、公立の中学校へ入学することも可能です。
私は、その調査などに携わっておりまして、年に何度か現地を訪ねて子供たちと交流するようになり、今は「寺子屋」を建設するという運動に拘っています。
私自身のお金であったり、寄付によって集められたお金だったり。寺子屋をつくる運動に携わるのは、どなたでもできることです。日本の貨幣価値とは全然違いますし。日本の女優さんで、積極的に参加していらっしゃる方もいらっしゃいます。もしも、少しでも興味がありましたら、「NPO法人 メコン総合研究所(GMI)」のホームページをご覧になって下さいね。
ミャンマーは、今どんどん変わっています。大袈裟でなく、半年でもの凄く変わってしまう、いわば社会情勢の変革期です。国民性も真面目で勤勉ですし、世界中の投資の目が向けられています。そんな経済成長という面においても、とても興味深い国ではないでしょうか。日本にとっても、良いパートナーになると良いのですね。
こんなボートに乗って行きます