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アジアでE-waste(電気電子機器廃棄物)の発生量が急増中

  • 2017年2月17日
  • ライフハッカー[日本版]


Popular Science:毎年、私たち人間は何百万トンものE-waste(電気電子機器廃棄物)を生み出し、有害物質を世界中の埋立地に送り込んでいます。これは、ガジェット好きなアメリカ人だけの蛮行ではありません。最新の国連報告書が、東アジアおよび東南アジアにおいて、E-wasteが過去5年間で63%も増え続けていることを明らかにしました。

国連のシンクタンクである国連大学は、2010年から2015年の、アジア12カ国におけるE-wasteの発生量を追跡しました。この5年間で、E-waste発生量は平均で63%増加していました。増加率は国によって異なりますが、ワーストの中国は、この期間で発生量を倍増させています。

2015年のこの地域の1人あたりのE-waste発生量は22ポンド(約10kg)でした。ワーストは、1人当り約48ポンドを撒き散らした香港で、最も発生量の少ないカンボジアは、1人あたり3ポンド以下でした。

もっとも、この数字を、年間1人あたり34ポンドのE-wasteを生み出している欧米諸国と比較すると、まだまだ少ないようにも見えます。とはいえ今後、アジアの比較的慎ましい消費者が、E-wasteの発生量を増やし続けたとしたら、欧米の数字をすぐに追い抜いてしまうでしょう。

アジアはすでに、マーケットに出回る電子機器の約半分を購入するまでになっています。国連は、今後、消費者階級が増加し、電子機器の種類や輸入量が増えるにともない、E-wasteの発生量も増え続けることが予想されるとレポートしています。

E-wasteリサイクルのインフラや法律が整備されていないアジア諸国では、使い古した電子機器の多くがゴミと一緒に燃やされたり、裏庭に捨てられたり、有害物質を撒き散らす非公式なリサイクルシステムに持ち込まれたりしています。

一方、同報告書は、すでにE-wasteリサイクルのシステムが確立している日本や韓国、台湾に対しては賛辞を送っています。そのほかのアジア諸国は、わずかに存在する民間のシステムに頼りつつ、E-wasteの問題にようやく取り組みはじめたところです。こうした国々はまだ、欧米諸国をお手本とする必要がありそうです。


TRASHED ELECTRONICS ARE PILING UP ACROSS ASIA|Popular Science

Sophie Bushwick(訳:伊藤貴之)
Photo by Shutterstock.

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