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「自分の時間」の価値をストレスなく生かすには?

  • 2017年7月13日
  • ライフハッカー[日本版]

なにか新しいものを買いたいと思ったとき、「その値段と同じ金額を稼ぐには何時間働く必要があるのだろう?」と考えることがありますよね。こうした金銭にかかわる決断を下す際には、時間の価値を計算すると有効です。しかし、マイナスの側面もあります。「時は金なり」という古い格言がストレスになることがわかったのです。

Academy of Management Journal」に発表された最新の研究では、収入を月給としてではなく、時間と関連付けて評価した際に、労働者のストレスレベルがどのように変化するかを調べています。

「ストレスホルモン」と呼ばれるコルチゾールの値を測定したところ、「時は金なり」を意識しながら働くよう指示された被験者たちは、コルチゾール値が25%近くも高くなったとのこと。論文は次のように結論付けています。

時間を商品として考えると、イライラが募り、「時間を賢く使わなければならない」というプレッシャーを感じます。また、時間をお金だと考えると、仕事の意味や仕事自体への心理的な愛着が弱まり、ストレスレベルは上昇します。時間を商品化するような労働形態が浸透していますが、それでは労働者のストレスが増す可能性があるのです。

つまり、時間をお金に換算すると、仕事を軽視するようになる上に、時間を可能な限り有効に使っているかどうかを考えることで、ストレスを感じるということのようです。

Quartzによると、研究論文の共著者であるスタンフォード大学経営大学院のJeffrey Pfeffer教授は、ギグエコノミーと呼ばれる単発の請負労働や時給制の労働を批判しており、その理由として、労働者が時間単位の稼ぎを強く意識してしまうからだと説明しています。

ただし、別の側面もあります。時間は貴重で、多くの人が賢く使いたいと思っているという事実です。確かに、時間の価値に値段を付けることはできませんが、私たちは仕事をするとき、時間と引き換えに報酬を得ています。報酬の額を気にしすぎるとストレスにはなりますが、時間にどれだけの価値があるかを知らずにいることもやはり問題です。

例えば、あなたは年収が8万ドルあり、高収入だと思っているとしましょう。しかし、1週間に60~80時間働いているとすると、あなたの収入の基準には、貴重な時間の価値がまったく考慮されていないということになります。

多くの給与所得者は、十分な報酬を得ることなく、もっと時間と労力をささげるように期待されています。理想を言えば、所定の時間を超えて働いたら、その分の報酬を受け取るべきなのです(あるいは、賃上げの交渉を行うときに交渉材料として利用すべきです)。

自分の価値は知るようにしましょう。しかし、自分の時間を細かく管理しすぎてはいけません。「時は金」かもしれませんが、あなたの健康はもっと大切なものです。

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