冬は空気が乾燥するので、鼻の中がカラカラに乾いて鼻血が出たり、唇や肌がひび割れることもあります。
でも、加湿器を使うと、室内の湿度が適度に保たれるので、呼吸が楽になり夜も快適に眠れます。
ただし、加湿器は定期的に掃除しないと、カビやバクテリアが繁殖して、むしろ体調を悪くする可能性も。
特に、家族に喘息やアレルギーがある人がいる場合は要注意です。
たとえ喘息やアレルギーがなくても、実際に汚れた加湿器を使っていると具合が悪くなることがあり、Mayo Clinicによると、細菌やカビで汚染された空気を吸い込むと、インフルエンザのような症状が出たり、肺感染症を引き起こす可能性があります。
加湿器が原因で病気になっては本末転倒です。
そこで、加湿器の掃除と消毒の仕方をご紹介したいと思います。
セントラル冷暖房システムに加湿器が組み込まれている住宅もありますが、ここでは、ドラッグストアで購入できるポータブル加湿器の話をしましょう。
そういう加湿器にはいくつかのタイプに分類され、湿ったフィルターに空気を吹きかけて水分を気化させるタイプ、熱いスチームを出すタイプ、室温の水をミストにして出すタイプがあります。
Mayo Clinicによると、気化タイプとスチームタイプは、室温のミストを出すタイプより空気中にアレルギー源を放出する可能性は低くなります。
まず、その加湿器に、決まった掃除の手順があるか確認しましょう。
特にそういうものがないときは、Better Homes and Gardensで検証された次の手順に従ってください。
用意するもの
酢(色が無いホワイトビネガーなど) 柔らかい毛のブラシか歯ブラシ 液体塩素系漂白剤 水加湿器のコンセントを抜き、水のタンクを空にして、取り外せる部品は取り外しましょう(エアフィルターがある場合はそれも取り外します)。
Better Homes and Gardensが勧める手順は、次の通りです。
酢を水のタンクに注ぎます。普段水が入る高さまで入れてください。加湿器のサイズや掃除の頻度によっては、酢をお湯で希釈して、濃度の低い洗浄液にしてもいいでしょう。
大きい容器に酢をたっぷり入れて、そこにタンクの蓋などの細かい部品を浸します。
水垢が分解されるまで、少なくとも20分はそのまま放置しましょう。
その後、加湿器に入っている溶液を捨てて、柔らかい毛のブラシで(歯ブラシでもOK!)、汚れや残留物を取り除きます。
小さじ1杯の液体塩素系漂白剤を1ガロン(約3.7L)の冷水で薄め、加湿器のタンクの半分まで注ぎます。
タンクの内側に溶液がまんべんなくつくように振ってから、20分間放置します。これで、しつこいバクテリアも殺菌できますよ。
漂白剤の臭いがなくなるまで、加湿器の部品を1つずつ流水でしっかりすすぎ、自然乾燥させてから加湿器に元通り組み込みましょう。
毎日加湿器を使用する季節には、少なくとも週1回は加湿器の掃除をしてください。
そして、シーズンの終わりには、加湿器を徹底的に掃除してから押し入れにしまいましょう。
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Image: Shutterstock
Source: Mayo Clinic, BHG
Elizabeth Yuko – Lifehacker US[原文]