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もし気がついたら。ハラスメントの現場に安全に介入する5つの方法

  • 2020年11月25日
  • ライフハッカー[日本版]

ハラスメントや差別が起きている場面に遭遇したとき、つい見て見ぬ振りをしたくなるものです。

たとえばそれは、仲間内でのカジュアルレイシズム(悪意のない差別的表現)やマイクロアグレッション(暴力性を帯びた何気ない言動)、あるいは、ストリートハラスメント(街なかでの嫌がらせ)や抗議者に対する警察の暴力行為かもしれません。が、そこに居合わせた傍観者として、声を挙げたり、介入できるチャンスはたくさんあります。

「傍観者には力がある」と、Stop Street Harassmentの役員であるLaniShotlow-Rincon氏は言っています。

その力を、ハラスメントを未然に防いだり、事態を和らげたり、ハラスメントの被害者がハラスメント体験を処理し、そこから回復するのを助けるのに使うことができます。

ということで今回は、ハラスメントの現場に遭遇したときに、介入すべきかどうか? また、いつどのように介入すべきかを決める方法を紹介します。

1. よく観察する

争いごとに介入するかどうか、どのように介入するかを決めるための最初のステップは、「周囲で何が起こっているかをよく観察することです」とユタ大学学生ウェルネスセンターの健康教育のアシスタントディレクターであるJenna Templeton氏は言っています。

また同氏は、自分に潜在的な危害に対応する能力と意思がどれくらいかるかによっても変わると付け加えています。

2. 自分の安全を優先する

介入する前に、自分の身体や感情に害が及ぶおそれがないかを検討してください。たとえば、ケガをする可能性のある暴力的な口喧嘩に直接介入することはおすすめできません。

同じように、悪いことが起きそう、安全ではない、疲弊しそうな状況には介入すべきではありません。自分の安全を第一に考えてください。

3. 行動する傍観者になる

Shotlow-Rincon氏は、言葉やボディランゲージを使った直接介入を行うことで、衝突を和らげ、容認できない行為をとがめることができると言っています。

どんな状況でも「絶対に正しい」対応というものはありませんが、行動する傍観者としての正式なトレーニングを受けていなくても利用できる基本的なツールがいくつかあります。

助けが必要かどうかを尋ねる

シンプルに「助けが必要ですか?」と尋ねることで、ハラスメントを受けている人に、あなたが状況を見守っていることが伝わり、必要な助けを求めやすくなります。

エスカレートせずに口頭で対応する

ハラスメントの加害者を侮辱すると状況が悪化するおそれがあります。個人攻撃をするのではなく、問題行動をとがめるようにします。

注意をそらす、妨害する

その場にいる傍観者として、被害者が受けている攻撃をそらしたり、加害者が問題行動を正当化するのを妨害しましょう。

たとえば、加害者に「私が…だとどうしてわかるのですか」などと声をかけることで、攻撃を自分の方に向けさせることができます。また、被害を受けている人を支持する声を挙げることもできます。

確認する

事態が落ち着いてきたら、被害を受けていた人に、そのほかに何か助けが必要かを尋ねてください。

Shotlow-Rincon氏は、その場で見ていたことを伝えるだけでも、被害者に安心感を与え、孤立を感じさせないようにできると言っています。

必要なら通報する

すべての状況で法執行機関への通報が必要なわけではありませんが、RAINNNational Domestic Violence HotlineStop Street Harassmentなど、さまざまなハラスメント防止団体に連絡して、サポートを受けることもできます。

警察への通報を検討する場合は、こちらのガイドを参考にしてください。

4. 特権を意識する

Shotlow-Rincon氏とTempleton氏は、人種や性別などの特権が、介入すべきかどうかの決断に影響を与えると述べています。

たとえば、あなたが白人なら、非白人の人たちの代わりに特権を活用できる可能性があります。

ただし、たとえ自分に特権があっても、ハラスメントを受けている人にとって何が最善なのかを、勝手に決めていいわけではありません。

「救世主になろうとしてはいけない」とTempleton氏は言います。

ハラスメントを受けているように見える人に声をかけ、サポートするために何ができるかを尋ねてください。

最後に、警察に電話をかけたり、ハラスメント防止団体に通報することが、どんな状況でも最善かつ唯一の答えとはかぎらないことを覚えておきましょう。

Templeton氏は、自分にどんなサポートができるか広い視点で考えるようにと言っています。

必ずしも法執行機関に頼ることだけが解決策ではありません。個人やコミュニティの行動でも、人びとに責任ある行動をとらせたり、ハラスメントをやめさせることができます。

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Image: EstherQueen999/Shutterstock.com

Source: RAINN, National Domestic Violence Hotline, Stop Street HarassmentStop Street Harassment

Emily Long - Lifehacker US[原文

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