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「少額投資」の始め方。FPおすすめの投資先や金額は?

  • 2020年9月24日
  • ライフハッカー[日本版]

2020年は投資を始めようと考えた人が多かったように思います。新型コロナウイルスの影響を受け、株価が世界的に大きく下がったときもあり注目を浴びたのです。

年初には2万3000円台だった日経平均株価も、一時は1万6000円台に急落しました。そういった状況を受け、投資はやはり恐ろしいと思った人も多くいた半面、今が投資を始めるチャンスだと感じた人も多くいたのです。

少額投資を始めるタイミングは?

Image: Shutterstock

基本的に少額投資はいつ始めても構いません。むしろ「やろうかな」と思ったときに、早めに始めるべきです。

少額投資は「長期・分散・積立」を原則とした投資です。一度に多額のお金を投じる投資ではなく、少額をコツコツと積み立てて、時間をかけてお金を育てる投資なのです。

ですので、始めようと思ったときが初めどき。タイミングなど図らなくてもよく、初心者や資産をたくさん持っていないという人も、始めやすいものなのです。

少額投資の原則は「長期・分散・積立」

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ではまず、少額投資の原則となる「長期・分散・積立」とはどういうことなのかを知っておきましょう。

「長期」は投資期間のことですが、単に時間だけではなく、時間と共に膨らむ「複利の効果」を期待しています。

複利は利息にも利息が付くので、時間が経過すればするほど有利です。つまり、時間を味方につけた投資をします。

「分散」は国内外の株、債券といった投資対象(資産・銘柄)、地域(国)や通貨、そして購入する時間を分散することです。

異なる値動きをするものに分散して投資をし、価格変動のリスク(不確実性)を軽減させることを狙います。

また「積立」は、少額で始められるということもありますが、購入のタイミングを分けることが目的です。つまり「時間の分散」です。

積立投資の投資先となる投資信託の価格は「基準価額」といい、一日に一度決まります。一つの投資信託には株や債券など数百から数千の銘柄が含まれており、それらの時価評価や利息、コストなどにより日々変動しています。

購入タイミングを分けて一定額を購入すると、高い時には少なく、低いときに多く購入するなど、購入量の調整ができますから、長い目で見ると購入価格が平均化されます。短期的に急な値下がりなどが生じても、それによる損失を軽減することが可能になるのです。

このように、「長期・分散・積立」を原則とした投資は、長く運用するほど資産が増えやすくなりますし、数年に一度起こる経済ショックのようなことにも耐えられる仕組みになっているのです。

初心者におすすめの投資先は?

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では、具体的にはどのような投資先に投資すると良いのでしょうか。

初心者におすすめしたいのは、投資信託のインデックスファンドです。

投資信託には、日経平均やTOPIXといった株価指数等の指標に連動することを目標にした「インデックスファンド」と、その指標を上回ることを目標とした「アクティブファンド」があり、運用方針の違いがあります。

その中でもインデックスファンドは相場の動きから値動きが分かりやすいですし、数千円程度の少額から積立投資をすることができます。

しかもコストが安く、手数料が安いのです。実は長く投資をする際には非常に差が大きく出るポイントでもあります。

アクティブファンドの方が自分の性格に合っている! などと決め、運用の違いやコスト、リスクを理解せずに進むことは、あとで泣くことになるかもしれません。

何かしらやりたい理由や意味があるならいいかもしれませんが、始めるにあたってはインデックスで始め、慣れていくことをおすすめします。

この中から、株や債券、国内、国外に分散して投資商品を組み合わせると、投資自体のリスク(不確実性)をカバーできます。

今では世界中の株式に投資ができる「全世界型」の商品もあるので、それに投資をしていっても良いでしょう。

組み合わせに迷う、よくわからないという場合は、国内外の株や債券を組み合わせた「バランスファンド」を選択してもよいでしょう。

ですが、投資を続けるうちにファンドの中身が分からず、やりにくさを感じるようになるかもしれません。その点を理解して選びましょう。

投資はいくらから始めると良い?

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始める金額は、負担に感じない金額で構いません。今はネット証券では100円から積立ができます。100円だと手数料などのことを考えるとあまり意味がありませんが、毎月の収入からねん出しやすい3000円、5000円などから始めるとよいと思います。

仮に年利3%ほどで運用できた場合、20年後の積立額と運用益をみてみましょう。

月3000円の場合……積立額72万円、運用益26万円ほど。計約98万円 月1万円の場合……積立額240万円、運用益88万円ほど。計約328万円 月3万円の場合……積立額720万円、運用益264万円ほど。計約984万円

投資期間中ずっと同じ利率で運用できるわけではないので、目安として参考にしてください。

自分がいつまでに、いくらの資産を持ちたいかによりベストな積立額が異なります。

また資産はすべてを投資で持っていて良いわけではなく、生活の中の万が一に備えるための現金、つまり貯金を持っておくことも必要です。

貯金が十分ではない状態で少額投資を始めるのなら、毎月の家計を絞り、毎月の収入から出る余剰金の一部を貯金に、一部を投資にするような貯金と投資を並走させる取り組み方が良いでしょう。

投資を始めることで家計に向き合うように

「投資は資産形成によい」ことを一番の理由にして進めることが多いです。ですが、実は投資をすることでお金や家計に興味を持ち、投資に充てるお金を増やすために今まで以上に家計と向き合うことになるのが一番のメリットだと感じます。

投資ですからもちろんリスク(不確実性)がありますが、このようにメリットも多くあります。まだ始めていない人はぜひ、今からでも始めることを検討しましょう。

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横山光昭(よこやま・みつあき)

家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、個別の相談・指導に高い評価を受けている。これまでの相談件数は23,000件を突破。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。著書は60万部を超える『はじめての人のための3000円投資生活』や『年収200万円からの貯金生活宣言』を代表作とし、著作は累計330万部となる。

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