サイト内
ウェブ

上手に写真が撮れる、万能構図の実例と使い方

  • 2020年8月1日
  • ライフハッカー[日本版]

写真について学び始めたとき、最初に出会うルールが「三分割法」ではないでしょうか。そしてそれは、今後もっとも使うテクニックになるはずです。

ひとことでいうと三分割法とは写真の構図を定めるための手法であり、注目する被写体に見る人の視線を集める効果があります。

このテクニックは、看板から映画に至るまで、視覚的なメディアであれば何にでも適用可能。この記事では、三分割法の詳細とその使用法について説明します。

同時に、必ずしもそれがベストとはいえない条件についても触れたいと思います。

三分割法とは

三分割法は、写真の構図を改善するための主目的の1つであるバランスを担っています。

三分割法は、写真のもっとも基本的なガイドラインです。

2本の水平線と2本の垂直線でフレームが、3×3のセクションに分けられた状態を想像してみてください。興味対象となる要素をこれらの線に沿って、あるいは交差する点の1つに配置するのです。

いちばん想像しやすい方法は、写真上に○×ゲームのマスを描いてみること。

三分割法には、私たちの目が画像の中心よりも少し離れた物体に引き付けられるという、科学的根拠があります。上述の交差する4点こそが、中心から少し離れた視覚的興味を引く点に当たるのです。

トリビア:三分割法という言葉が初めて登場するのは、John Thomas Smithが1797年に発表した『Remarks on Rural Scenery』です。その他、数学や心理学を応用した写真のルールについては、こちらの記事を参考にしてください。

三分割法の使い方

三分割法は、いつでも厳守しなければならないような厳しいルールではありません。

写真の主な被写体を中央からずらして配置することが、必ずしもいい写真につながるわけではないからです。

三分割法はどんな被写体にも使えるので、シャッターを切る前に構図を考えるきっかけになります。これを考慮することで、平凡な写真から脱却できるかもしれません。

それに、構図を考えるような時間的余裕がないときには、とりあえず三分割法に従っておけば失敗はありません。

カメラのグリッド表示を使う

ほとんどのカメラのディスプレイまたはファインダーには、三分割法に従うグリッド線が用意されています。

表示されていなければ、有効にする必要があります。

カメラの設定メニューから、グリッド線を表示するオプションを見つけてください。

メーカーによっては、ほかにもオプションを用意している場合があります。

PhotoshopやLightroomで切り抜く

編集ソフトで切り抜く際に、三分割法を使うことができます。

PhotoshopやLightroomでクロップするときのガイドには、三分割法に従うグリッドが表示されます。これをうまく利用して、興味対象がうまく分割線に沿うように切り抜くといいでしょう。

このガイドは、カスタマイズも可能です。

キーボードショートカット「Ctrl+K(MacはCommand+K)」を押すと環境設定が開きます。左側のリストから、「ガイド・グリッド・スライス」を選び、「グリッド」セクションで設定を変更しましょう。

「ガイドライン間隔」を100%、「分割数」を3にする OKをクリック Ctrl+'(Command+')でグリッドのオン/オフが可能です。

このグリッドは、Photshopでもっとも使うツールである切り抜きにおいても使うことができます。

ツールボックスで切り抜きをクリックする(またはCを押す)と、画像の上に三分割法に従うグリッドが表示されます。

Lightroomの場合、写真を開いて、

開発モジュールに移動 「ツール」「ガイドオーバーレイを切り抜き」「3 x 3」をクリックすると、写真の上にグリッドが表示されます

実践編

風景写真と人物写真の2つのシナリオで、実際にガイドを適用してみましょう。

風景写真

風景写真でバランスをとるのは困難です。焦点を作るために何も動かすことができないからです。そんなときこそ、三分割法を使って視覚的な魅力を作り出しましょう。

たとえば、地平線を水平のグリッド線に合わせてみては。下側の線に合わせることで、空の広さを最大限に伝えることができます。

水平線を中央に持ってくるのは避けましょう。空をぶつ切りにしてしまいます。

木や家といったその他の要素を、4つの交差点の近くに置くのもオススメです。

人物写真

多くの人物写真がフレームの中央に被写体を置いていますが、あえて被写体を中央からずらすことで、人々の関心をひくことができます。

目は常に興味対象となるので、グリッドの交差点に配置するといいでしょう。

また、人物の身体の軸を垂直のグリッド線の1つに沿わせてみてください。

右側の垂直線にするか左側の垂直線にするかは、視線の方向によって決めます。

三分割法を避けるべきシチュエーション

三分割法は、私たちの目の自然な動きを利用しています。

写真が上達するにつれ、何も考えずとも三分割法を適用するようになるはずです。でも、決して忘れちゃいけないことがあります。

それは、構図がシーンを決めるのではなく、シーンが構図を決めるということ。

三分割法を避けるべきシチュエーションにはどんなものがあるのでしょう。以下に、3つほど例を示します。

1. フレームを埋め尽くしたいとき

三分割法に変わる一般的な手法の1つとして、焦点を写真の中心に配置する方法があります。

たとえば人物写真のように左右対称な写真は、被写体への直接的な注目が必要です。そのようなシチュエーションでは、ちょうど中央に被写体を置いてフレームを埋め尽くしても問題ありません。

建築物やビルの一部といった繰り返しパターンがあるような写真では、注目すべき点が1つではないことがあります。

そのうちいくつかがグリッド線上にあれば、三分割法は無視してしまって構いません。

2. インスタ向けの正方形の写真

正方形の写真の場合、興味対象を写真の中心に配置するほうがうまくいきます。要素が四隅から等間隔になり、対称性を生み出します。

3. 背景が込み入っている場合

写真の背景が込み入っているときは、三分割法を忘れましょう。たとえば、花畑や群衆などです。被写界深度を浅くして、注目する被写体を中央に置いてください。

4. リーディングラインが適している場合

別の構図テクニックであるリーディングラインのほうが有効な場合があります。

たとえば上の写真では、線路がフレームの中心から遠くの地点まで視線を誘導します。このようなシーンで三分割法を適用しても、それほど遠くまで視線を届けることができません。

写真のための構図を考える

あらゆるものをグリッドを通して見ることで、脳の筋肉に三分割法を焼き付けてください。

でも、ときどき他の構図を試すことも忘れないで。

何よりも、写真の背後にあるアイデアを最優先しなければなりません。写真に伴うストーリーが弱ければ、三分割法は効果を発揮できないのです。

三分割法を使って(あるいは使わずに)どんな選択をすべきか、言葉でかんたんに説明できるものではありません。あなた自身の目を頼りにしてください。

失敗しないためのベストアドバイスは、あらゆるアングルからたくさんの写真を撮って、あとで選択すること。

こちらの基本的な写真撮影術も参考に、あなたの目を育てていきましょう。

あわせて読みたい

一眼レフは不要? もはやスマホカメラで十分な理由 「大きいことはいいことだ」という昔の言葉がありますが、ここ最近のテック業界、特にカメラ業界では当てはまりません。年々、カメラはより小さく、性能もよく... https://www.lifehacker.jp/2020/06/when-is-a-film-camera-better-than-your-phone-camera.html 一眼レフ初心者が最初に学ぶべき、7つの基礎TIPS 私がこれまで学んで一番難しかったもののひとつが、写真です。プログラミングやうまい文章の書き方よりも難しいです。カメラを向けて、シャッターボタンを押す... https://www.lifehacker.jp/2018/10/5-photography-tips-for-beginners.html

Image: StopperOhana/Shutterstock.com

Original Article: How to Use the Rule of Thirds in Photography by MakeUseOf

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。

掲載情報の著作権は提供元企業等に帰属します。
copyright 2020 (C) mediagene, Inc. All Rights Reserved.