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「オフィスの役割」って何? これからのオフィスのあり方や働き方を徹底予測

  • 2020年6月11日
  • ライフハッカー[日本版]

今後はステンレスには別れを告げ、屋外ガーデンが歓迎されることになるでしょう。

コロナパンデミックによって、オフィスデザインに長期的な影響があるかもしれません。

企業は衛生対策を推進し、コロナ禍からの学びを取り入れようとしています。家具の布張りカバーに使う素材や間取り図全体のレイアウトなど、多くの面が変わることでしょう。

「誰もが“オフィスの目的とは?”のような根本的な問いかけをしています」と言うのは、Nabil Sabetさん。

彼は国際的なデザイン会社M Moserのエンジニア兼グループディレクターです。

変わるまでに何年もかかると思っていた習慣の中には、急速に変化しつつあるものがあります。

オフィス全体はどう変わる?

Image: Jacob Lund/Shutterstock.com

オフィスをできるだけ除菌するには、使われている素材を変える必要があるでしょう。

ニューヨーク拠点のデザインスタジオFloat Studioの共同創設者Nina Etnierさんによると、仕上げの塗りのない木材、軟石、ステンレスのような表面は細菌などが繁殖しやすいそうです。

Cryptonのような抗菌合成素材でできた家具や、ドアの取っ手や大勢が触る表面には銅や真鍮のような金属を使った家具を選ぶようになるかもしれないとEtnierさんは述べています。

他にも、キーパッドや照明・空調・AV機器のコントロールパネルのような接触ポイントがあります。

建築設計事務所CallisonRTKL上級副社長のKim Heartwellさんによると、それらは社員個人のスマホのアプリに取って代わるかもしれないとのことです。

Sabetさんは、通風ダクトにUV光が設置されれば部屋へ流れる前に空気を浄化することは可能だと言います。

建築家は、床と壁が交わる部分を曲線にするなどの微調整をするかもしれません。そうすることで部屋の隅にゴミや細菌が溜まらないようになります。実はこの方法は何十年も病院で使われています。

もっと大規模な変化があるかもしれません。

リモートワークの社員が増えたため、デスクのスペースは熟考されたデザインのオープンスペースに変えられるかもしれないと言っているのは、スイスのデザイン会社Vitra北米支社プレジデントのMelissa Sheltonさんです。

そして、Etnierさんは、オフィスには屋外へのアクセスが増えるだろうと述べています。

それは社会的距離を維持する手段でもあり、自宅かオフィスかの選択肢のある社員に対してオフィスをもっと魅力あるものにする手段でもあります。

これからのオフィスは、目的を持ってデザインされ、単に働く場所以上のものになるでしょう。

コミュニティの場所、文化的な場所、学びの場所になると思います。

個々のワークステーションにも変化が

Image: Rawpixel.com/Shutterstock.com

衛生のために、個別のデスクという長年の常識を見直さなければならないかもしれません。

就業時間の終わりに社員にデスクに置いたものを移動させるようにすれば、物が山積みのデスクでは無理だった、もっと効果的な掃除ができるようになるだろうとSabetさんは言います。

その代案には、決められたデスクを維持しつつも「Clean desk policy(きれいなデスク方針)」を導入することが可能です。

各社員は棚かロッカーを与えられ、1日の終わりにそこに持ち物をしまうようにすれば毎晩デスクの表面が掃除できます。

そのデスクスペースを使うのはその社員だけです。他の人が座ったり表面を触ったりすることはありません。

ワークステーションの間隔をもっと広く取ることは当面の必要にかられた対策ですが、社員がよりプライバシーを保つための長期的なトレンドになるかもしれません。

もっと過激な対策もあります。

Rapt Studioの共同創設者David Galulloさんによると、同社はある顧客と協力して定番のワークスペースの代わりにポッド型の閉鎖空間をデザインしているのだとか。ガラスや不透明な素材でできた4つの壁面から成る構造だそうです。

オフィス勤務とリモートワークの両用が主流に

多くの企業が、社会的距離を維持するために社員を交互に出社させることを考えています。

Galulloさんは、その事実と在宅でも同じぐらい効果的に社員が働けることがわかったことで、長期的にリモートワークがもっと一般的になるかもしれないと述べています。

職場での選択肢について長い間話し合ってきました。

ラウンジでも小さな会議室でも屋外のテラスでも、最高の仕事ができる場所で仕事すればいいんです。

これからはその選択肢に自宅も入ることになるでしょう。

これは、チームとコラボする時にはオフィスに出社し、1人で仕事をする時は在宅勤務するということになるかもしれません。

この移行を行なうためには、テック面での変化が必要かもしれません。

企業は自社システムを一箇所での集中管理にするかクラウドに移動させ、自宅からでもスムーズに仕事に取りかかれるようにするだろうとSabetさんは語ります。コロナ禍で多くの企業はこれに素早く対応しています。

もちろん、在宅勤務が可能になるのは社員の自宅のセットアップによります。

そこで、社員にテック系の経費を提供する企業もでてきました。

最近、Twitterは社員が無期限で在宅勤務できることに加えて、全社員に在宅業務のセットアップをアップグレードするために1000ドルまでのクレジットを提供すると発表しました。

Heartwellさんによると、エンジニアや建築担当など高い処理能力を必要とするプログラムを使う社員にとっては、ゲーム用のラップトップパソコンをサーバーとして使うのは手頃な解決策なのだそうです。

多くの企業は、社員の自宅におけるテック面の能力が仕事の妨げになることに気づきました。

ですから、最初に取るべきステップは社員全員がどこからでもアクセスできるテクノロジーを持っているように手配することなんです。

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Image: Monkey Business Images, Jacob Lund, Rawpixel.com/Shutterstock.com

Source: Engadget

Originally published by Inc. [原文

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