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週4日勤務を採用。企業トップが語ったその理由と驚くべき効果

  • 2020年5月25日
  • ライフハッカー[日本版]

ここ数週間で、失業を免れた何百万人もの従業員が、フルタイムのリモートワークに移行しています。

それに伴い、企業も新しい状況への対応を急いでいます。

新型コロナウイルスが猛威をふるう中、経営幹部たちは現状を乗り切り、来たるべき未来に備えるために勤務体制や事業プロセスの見直しを始めました。

今回のパンデミックにより、多くの企業がリモートワークを強制的に試験導入することになりましたが、このことでリモートワークの普及に拍車がかかるでしょうか?

私たちのワークライフバランスについての考え方にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

不安が高まり、就業や生活の状況が厳しくなる中、企業はどうやって従業員のウェルビーイングをサポートできるのでしょうか?

パンデミック下でも「週4日勤務」が功を奏した

私たちの会社(サンフランシスコを拠点とするソフトウェア企業Monograph)では、創業時から週4日勤務を導入しています。

一般的には珍しいことだと思います。

長年の経験から言えることは、このやり方が私たちの事業にとって総体的にプラスの効果があるということです。

今回のパンデミックで完全なリモートワークへ移行した際にも、これまでの週4日勤務を実践してきたおかげで、とてもスムーズに事が運びました。

私たちの会社では、週の半ばで、「中休み」をとれるようにしています。

働く人にとって、ちょうどそのあたりで休息と回復のための時間が必要となります。

中休みをとることで、週の後半にもモチベーションと集中力を高く維持することができるのです。

今後、私たちと同じように、従業員に自己成長のための時間を与えるために週4日勤務を導入する企業が増えるかもしれません。

週4日勤務で得られた効果とは?

私の経験でも、その効果は十分に期待できると思います。

週4日勤務にすれば、自分自身のために使える時間を増やすことができます。

その結果、長期的に見て個人の生産性も向上し、事業の収益性も良くなります。

たとえば、弊社の主任エンジニアは先日から「中休み」を使って、オブジェクト指向プログラミングのより深い理解のために、Sandi Metz著の「The Practical Object-Oriented Design in Ruby: An Agile Primer」という本を読みはじめました。

1週間も経たないうちに、私たちは彼が学んだ原則と戦略を業務に直接取り入れ、その結果新機能のリリースにかかる時間を50%も削減することができたのです。

週4日勤務は、生産性だけでなく、従業員の健康やウェルビーイングにも大きく貢献します。

このパンデミックで世界的な不安が広がっており、従業員の「ウェルネス」が企業の大きな課題となっています。

自分と家族をケアする時間が週に1日増えれば、仕事にも私生活にも大きな助けとなるでしょう。

チームは、実生活を営んでいるリアルな人間で構成されていることを忘れてはいけません。

従業員はお互いと自分自身を思いやることを奨励されるべきだし、企業は従業員のストレスを減らすためにできるかぎり努力をすべきです。

今後予想される職場の変化は?

今回のパンデミックにおいても、リモートワークのインフラを事前に導入していた企業ほど、フルタイムのリモートワーク体制へスムーズに移行できているようです。

新型コロナウイルスのアウトブレイクの後、職場環境やビジネス環境に大きな変化が見られるはずです。

その結果、従業員全員が特定の時間(コアタイム)に同時に働くということよりも、コミュニケーションや繋がりにより重きが置かれるようになるでしょう。

重要なのは労働時間ではなく成果です。

週4日勤務で十分な仕事量を適切に処理できるとしたら(それまでは週5日でこなしていた内容を)、さらに1日余計に働かせる理由はありません。

「中休み」は企業・個人の双方にプラスの効果

ビジネスパートナーと私が、最初の従業員を雇ったとき、私たちはワークライフバランスに重きをおいた企業カルチャーを構築したいと考えていました。

そして、週の半ばで休み設けて心身をリセットすることができれば、必ずプラスの効果があるだろうと信じていました。それが、私たちが週4日勤務を導入した理由です。

Monographでは週の労働時間は32時間です。

新入社員はチームと相談して何曜日に休みを取るかを決めることができます。

週4日勤務を検討すべきなのは、それが社内の雰囲気を良くしたり、従業員にスケジュールの柔軟性や家族をケアする時間を与えられるからだけではありません。

企業の業績にも良い影響があるとのエビデンスがあります。

週4日勤務には、従業員の燃え尽きを防ぎ、士気や生産性、忠誠心を高める効果もあります。

これまでにも週4日勤務というアイデアはありましたが、現在に至るまで広く検討されることはありませんでした。

今回のパンデミックをきっかけに、ビジネスリーダーたちが、週4日勤務が従業員のパフォーマンス、生産性、ウェルビーイングの改善につながることに気づいてくれることを期待します。

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Image: 4 PM production/Shutterstock.com

Source: The Week

Originally published by Fast Company [原文

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