仕事をするのにオフィスにいる必要はありませんが、時にはオフィスにいるように見せかけることがいい場合もあります。
オフィスワーカーなら多くの人が知っていることですが、いつもデスクにいる人だと周囲から思われていると、さまざまな利益があります。
企業によっては、毎日、朝早くから夜遅くまで働いている人だと認められることで、大きなキャリア資産を獲得できるところもあるでしょう。
また、実際にはオフィス以外で仕事をした方が、社員も気楽で生産性が上がるような企業が、お互いの顔が見える時間(あるいは「席に座っている」時間)をことさら重視している場合もあります。
ということで今回は、実際には自宅やカフェで仕事をしていながら(あるいは、転職先の面接を受けていながら)、あたかもオフィスにいるかのように見せかける方法をご紹介します。これを知っておくと何かと役立つはずです。
少しの間デスクを離れるだけなら、簡単なトリックが使えます。
たとえば、パソコンのスリープモードを無効にしておけば、画面が明るいまま光り続け、こっそり私用電話をかけにいくには十分な時間が稼げます。
ただし、企業によっては、デスクから1〜2分離れるだけでも、パソコンからログアウトするように指示しているところもあります(セキュリティ上の理由という名目で)。
その場合は、画面が暗くなっても、まだオフィス内にいるように見せかけなければなりません。
たとえば、デスクをうまく演出して、コーヒーを取りにいったか、トイレにいっているかのように見せることができます。デスクの上に書類を広げておいたり、キャップが開いた蛍光ペンを転がしておいたり。
一口だけかじったドーナツを置いておくのもあり。食べかけのドーナツを残してオフィスを出ていく人なんていませんよね?
多くの人は、椅子の上にコートをかけておくなど、あからさまな偽装工作を思いつくことでしょう。しかし、万全を期したいなら、さらに一歩進めなければなりません。
たとえば、普段持ち歩いている財布やかばん、ブリーフケースをデスクに置いていき、予備の財布を持ってオフィスを離れるのです。
また、ふだん通勤時は快適なスニーカーを履き、オフィスについてから靴を履き替えているなら、「通勤用スニーカー」がまだデスクの下にあることを、周囲から見えるようにしておきましょう。
ポイントは、ほかの同僚がまだオフィスにいるのか、もう帰宅したのかを、自分ならどうやって判断するか考えてみることです。
イヤホンをパソコンのジャックに接続したままだったら? 普段使っている保温式の弁当箱や、食べかけのアーモンドの袋が置いてあったら? 朝デスクの上に出したファイルや書類がそのまま放置してあったら?
同僚たちが残す手がかりを学習して、同じような手がかりを残せないか考えてみましょう。
さらにさらに一歩進めたい人は、チームプレイを検討してください。
自己改善サイトFarnam Streetが、デスクにいると見せかけるために清掃スタッフにお金を払ったある会社員のエピソードを紹介していました。
私たちの知り合いのある男性は、システムの抜け穴を利用し、少ない投資で無制限のリターンを獲得していました。
彼は、投資会社で働いていましたが、その会社は、仕事の成果ではなく、どれだけハードに働いているように見えるかで社員を評価していました。
毎週月曜日になると、男性は何枚ものスポーツコートをオフィスに持ち込みます。
そして、清掃スタッフに20ドル払って、毎朝別のコートを椅子にかけ、パソコンの電源をオンにしてくれるように頼んでおいたのです。
周囲からは、彼が毎日一番乗りで出社し、「顧客とのミーティング」をしてから10時ごろオフィスに戻ってきているように見えていました。
ボーナスの時期がくると、男性は莫大なリターンを受け取りました。週にたった20ドルの投資で。
清掃スタッフに頼みにくいなら、信頼できる同僚に相談しましょう。
ときどき、デスクの書類を動かしたり、マグカップのコーヒー交換していつも湯気がたっているようにしたり、ドーナツを一口づつ食べてもらうように頼むことができます。
もっとも、もしあなたが上記のハックを実行して、ボーナスが上がるかわりに解雇されたのだとしても、米Lifehackerは何ら責任を負えませんのであしからず。
とはいえ、もし日頃からこっそりオフィスを抜け出す方法を探している(そのほうが仕事がはかどる)人は、遠慮なく上で紹介したハックを使ってみてください。
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Source: Farnam Street
Nicole Dieker - Lifehacker US[原文]