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動く被写体をブレなくとらえる。プロカメラマンが教えるスマホカメラ撮影術

  • 2019年10月21日
  • ライフハッカー[日本版]

スポーツの秋。運動会を始め、身体を動かすレジャーイベントが多くなる季節です。

そんな様子を記録するのに活躍するのがカメラ。最近では、スマホのカメラも高画質になっており、イベントの撮影もスマホで済ませるという人も増えています。荷物も軽くなりますしね。

しかし、運動会などのスポーツ系イベントを撮影したときに、「被写体がぶれてしまった」「ピントが合わない」といった失敗は、誰にでもあるのではないでしょうか。

特にスマホでは、何をどうすれば動いている瞬間をうまく撮れるのかよくわからないこともあります。

そこで、ぶれた失敗写真になりがちな「動きのある被写体」をキレイに撮る方法を、スマホのカメラ教室を開催しているカメラマン、松島徹さんに教えていただきました。

目次

動いている被写体がうまく撮れない理由とは? ぶれない写真を簡単・キレイに撮る方法

 1. 通りすぎる電車にピントを合わせて撮る

 2. シャッタースピードを自分で設定して撮る

専用アプリを活用してシャッターチャンスを逃さない

動いている被写体がうまく撮れない理由とは?

Photo: 松島徹

そもそも、なぜ動いている被写体の撮影で失敗してしまうのでしょうか。それには次のような理由があります。

被写体の早い動きに追いつけずピントが合わない

スマホカメラのAF(オートフォーカス)スピードが被写体のスピードに追いつけないために、ピンボケになってしまうことがあります。

シャッタースピードが遅い

特に暗いところでの撮影では、被写体を正しい明るさに撮影しようと、光量を調節するためにスマホ側でシャッタースピードを遅く設定することがあります。そのため、動きのある被写体がぶれてしまいます。

慌てて撮影するため手ぶれが起きる

シャッターチャンスと思い、慌ててスマホを被写体に向けてシャッターを切ることはよくありますが、その際にきちんとスマホが静止していないため、手ぶれが起きてしまいます。

以上のような原因から、動いている被写体をキレイに撮影するのは難しいものなのです。

ぶれない写真を簡単・キレイに撮影する方法

Photo: 松島徹

では、どうしたら動いている被写体をキレイに撮影できるのでしょうか。撮影シーンごとに解説します。

1. 通り過ぎる電車にピントを合わせて撮る

まず、撮影ポイントを決めて、あらかじめピント位置を決めておきます。これは「AE/AFロック」という機能です。

iPhoneの場合は、ピントを合わせたい位置をタッチすることで、AE/AFロックをすることができます。電車が通る場所に見当をつけ、画面をタッチしてAE/AFポイントをロックしましょう。これをカメラ用語で「置きピン」と言います。

その際、指を上下にスライドすると露出を変更することもできます。これで撮影準備は完了です。

もう1つ活用したいのが連写です。iPhoneの場合、撮影時にシャッターボタンを押し続けると1秒間に10コマの撮影が可能なバーストモードになります。

バーストモードで撮影をすればシャッタースピードが速くなるため、電車のような速く動く被写体もぶれを抑えることが可能です。

AE/AFロック(置きピン)とバーストモードで撮影した後は、「写真」アプリから撮影した写真を確認し、ベストな写真を選びましょう(画面左下からも「写真」アプリを開けます)。

ピンボケやぶれのチェックはもちろん、電車の位置なども吟味して、最高の1枚を選ぶことができます。

2. シャッタースピードを自分で設定して撮る

動いている被写体がぶれてしまう原因として、カメラ側のシャッタースピードが遅くなってしまうということを説明しました。特に薄暗いところでは、その傾向が顕著に。

そこで、自分でシャッタースピードを設定してしまいましょう。

一部のスマホでは、シャッタースピードや絞り値を自分で設定できるマニュアルモードが搭載されています。それを使い、シャッタースピードを被写体の動きに合わせて設定して撮影すれば、被写体ぶれを抑えることができます。

被写体ごとに最適なシャッタースピードは以下の通り。

ランニング:1/250秒 自転車:1/500秒 電車:1/1000秒

※ あくまでも目安の値であり、条件により異なります。

なお、シャッタースピードはそのときの状況や被写体のスピード、どんな写真にしたいかによって変わるため、上記のシャッタースピードは参考程度に覚えておき、変更しながら撮影するといいでしょう。

また、スマホ側のシャッタースピードの上限もあるので注意が必要です。

専用アプリを活用してシャッターチャンスを逃さない

Photo: 松島徹

動く被写体をキレイに撮影するためには、シャッタースピードがキモ。

しかし、iPhoneをはじめマニュアルモードを持たないスマホも多くあります。その場合、シャッタースピードを自分の思い通りに変更することができません。

そのようなときに役立つのが、マニュアルモードで撮影できるカメラアプリです。

たとえば、iOS版・Android版ともに公開されている「Adobe Lightroom(iOSAndroid)」では、アプリ内のカメラ機能を利用すれば、マニュアルモードでの撮影が行えます。

アプリを起動したら、シャッタースピードを設定。先に記した被写体別のシャッタースピードを参考に、適宜変更して撮影しましょう。なお、Adobe Lightroomでは1/10000秒までシャッタースピードを上げることが可能です。

このようなアプリを使うことで、スマホ任せでは撮れなかった動く被写体をキレイに撮影することができますよ。

動く被写体は、スマホでの撮影では難しい。そう思っている方も多いと思いますが、スマホのカメラ機能やアプリを利用することで、ピタッと止まった写真を撮ることができます。

スポーツやレジャーシーンだけでなく、お子さまやペットの撮影などにも応用できるので、ぜひいろいろと試して撮影してみてくださいね。

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Source: Apple, Google Play

Photo: 松島徹

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