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感動には「型」がある。「話がつまらない」と思われないためのコツ

  • 2019年9月12日
  • ライフハッカー[日本版]

感動する説明「すぐできる」型』(犬塚壮志 著、PHP研究所)の著者は、「元駿台予備学校化学科講師」という肩書きの持ち主。

業界最難関といわれる駿台予備学校の採用試験に25歳で合格し、オリジナル講座によって多くの受講者から支持されたのだそうです。

とはいえ、最初からうまくいっていたわけではないようです。予備校講師駆け出しのころは、生徒がおもしろがる話ができなくて悩んだというのです。

しかし、やがてあることに気づき、そこから道が開けていきます。

それは、講義内容をひとつの「型」にはめて話すことの重要性。その結果、生徒の反応が明らかに変わったのだとか。

そこで本書では、人の心を動かす説明ができる「型」を紹介しているわけです。

本書でいう「おもしろさ」は、「笑い」を必要としたり「ウケ」を狙ったりするものではありません。雑談の類でもありません。

相手に「つまらない」と思われることから脱却し、「目から鱗!」「慧眼です!」と思ってもらえるのが、「感動する説明」なのです。(「はじめに」より)

それにしても、著者のいう「型」とはなんなのでしょうか?

第1章「なぜ、『話がつまらない』と思われてしまうのか?」のなかから、答えを見つけ出してみることにしましょう。

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感動には「型」がある

おもしろくて「感動する説明」が重要だといっても、実際のところ、それを実現するのはなかなか難しそうにも思えます。

ところが著者は、そんなことはないと断言しています。なぜなら「感動する説明」には、誰にでもすぐ使える「型」があるから。

駿台予備校に勤務していたころ、著者が行なっていた化学の授業は、多いときで年間1500時間ほど。そして当然ながら、すべての授業で生徒を惹きつける必要があったわけです。

とはいっても、毎回の授業ごとに「感動する説明」を新規で準備するのは物理的に不可能なことでもあります。

しかし、そんな状況下にあったからこそ、説明のなかにいつでも「おもしろさ」を入れることができる「型」を生み出すことができたというのです。

別な表現を用いるなら、「話をおもしろくする」ことそのものを仕組み化したということ。

そうやってつくった型に、毎回変動する話の素材(著者の場合であれば受験化学)を流し込むことで、無理なく「おもしろい話」に仕立て上げられるようになったわけです。

それは、そのままでは味気ない野菜(素材)を、誰がつくってもおいしい料理に変えられる調理法を開発したようなものだといいます。

しかも著者だけが実現できるものではなく、あらかじめ「型」を手持ちの札として用意しておけば、誰でも「感動する説明」を実践するときの負担を一気に減らせるというのです。(59ページより)

説明は「ところてん」方式で

著者が本書で伝えようとしている説明スキルとは、伝えるべきネタを「型」に流し込む作業のみ。そのため、伝えたいことを無駄なく相手にしっかりと届けることができるそうです。

それは、ところてんをつくるときの工程と同じだといいます。

「説明するネタ」を「型」に流し込んで押し出せば、「おもしろい!」と思ってもらえるのです。

つまり、「型」にはめるだけで、いともかんたんに聴き手を感動させる説明ができるようになるのです。(61ページより)

ただし気をつけるべきは、同じネタであっても、当てはめる「型」によっては聴き手が感じるおもしろみが変わってしまうということ。同じネタを話すにしても、用いる「型」によって、聴き手の感じるおもしろさや感動の度合いが変わってしまうということです。

大切なのは、「型」にはめるかはめないかではなく、どんな「型」にはめるか。そのネタに最適な「型」を選べるかどうかによって、話のおもしろさが決まるわけです。

ある程度決められたネタを、聴き手のなかに吸収されやすいようにどう調理すべきか。

そんな、素材に合わせた最適な調理法(型)を選ぶコツも重要だということなのでしょう。(61ページより)

「感動する説明」は誰でも身につけられる

こうした「型」を自在に使いこなせるようになってから、不器用を自覚する著者でさえ、大きな実績を上げることになったそうです。

担当する季節講習会で満員御礼が続出し、駿台予備校に入って9年目には、季節講習会での化学の受講者数で日本一になることができたというのです。

著者が認めているとおり、「受験化学」という素材(ネタ)はどちらかといえば「つまらない」ものであるといえるかもしれません。

にもかかわらず、「型」に流し込んで説明することにより、他の講師たちと差別化できるようになったということ。

パフォーマンスだけみれば、明らかに私よりレベルの高い講師や、お笑い芸人も顔負けの爆笑を取れる講師もいる中で、こういった目に見える成果が出たということは、明らかに「笑い」とは違う種類の「おもしろさ」が、私の説明にはあったからだと考えています。

「笑い」を一切必要としない、人をワクワクさせる「感動する説明」を「型」にすることで仕組み化し、それを武器にすることができたからこそ、成果を残すことができたのだとも思っています。(64~65ページより)

そして、そんな「型」を誰にでも身につけられるノウハウにまで落とし込むことができたため、本書でそのノウハウを公開することになったのだそうです。

しかもそれは「受験化学」や「学問」というネタにとどまらず、ありとあらゆるネタに適用でき、誰にでも身につけられるといいます。

こうした考え方をベースとして、以後の章では『感動する説明8つの型』など、具体的な解説がなされていくことになります。

すぐにできそうなことばかりなので、きっと役に立つはずです。

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本書を読むことで、「笑いを取りにいかなくちゃ」というような強迫観念から抜け出すことができ、聴き手の知的興奮をかきたてるような説明スキルが身につくだろうと著者は記しています。

「感動する説明」の型を身につけることができれば、ありふれた日常がもっとワクワクする世界に変わっていくとも。

「説明が下手で…」という悩みを抱えている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか?

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Photo: 印南敦史

Source: PHP研究所

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