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子どもの良くない行動を正す「時間切れ作戦」の効果的なやり方

  • 2017年10月9日
  • ライフハッカー[日本版]

罰を与えるやり方として、子どものお尻を叩くのは絶対にダメです。効果がない上に、児童虐待とまではいかなくても、同じようなネガティブな結果に関わります。

子どもを懲らしめる方法として残るのは「時間切れ作戦」くらいです。問題は、多くの親が時間切れには効果がないと思っていることです。決めた時間だけ子どもをじっとさせることができなかったり、実際に子どもの行動を改善させられると思っていなかったりします。

ニューヨークの小児心理学者Mike Fraser氏は「“子どもに何かをやめさせることができない”と言っているのを聞く度に、うんざりします。親が自分の権威を放棄してしまっているのです。親が6歳の子どもに家を支配されることにあきらめてしまっています」言っています。

Fraser氏は「問題はほとんどの親が時間切れを正しく使えていないこと」だと言います。そこで、同氏にいくつかアドバイスをもらいました。

「どんな家族になりたいか?」を自問する

これは家族のあり方を決める大事な最初の一歩です。アドバイスが必要であれば、Fraser氏は「家庭では、安全で、責任を持ち、尊重し合うこと」という枠組みを提案しています。

この「安全」「責任」「尊重」の3つの言葉は、家族はこうありたいという行動の基本をかなりカバーしています。たとえば、子どもが互いに尊重しながら自分に話をしてほしい場合、家の中で野球のバットを振り回してほしくない場合、与えられた時間の中でテレビやパソコンを見る時間を自ら管理できるようになってほしい場合などです。

この3つの方針を重視していれば、時間が経つにつれて子どもは自分の行動を制御するようになります。制御しなかった時に、良くない結果が待っているからです(当然ながら、家庭では親も手本となるような安全で、責任と尊重ある行動が求められます)。

一貫性をもつ

完全に行動を変えるには大人でも一貫性が大事です。「車を街中に駐車した時、メーターの時間や左右交互駐車など駐車の規則を注意深く読みます。それは、パーキングメーターの係員は極めて一貫しているからです。係員が来ないかもしれないというようなことを思ったり、それに賭けたりしません。常に係員が来ます」とFraser氏は言います。ざっくり言うと、このような一貫性が私たちの行動を変えてきたのです。違反切符を切られたくないので、ほとんどの人が規則に従います。

これは子どもにも応用できます。その効果を期待するなら、親が常に同じ結果を残さなければなりません。

「期待」「ルール」「結果」の3つの言葉を忘れない

時間や子どもの行動をより一般的なものに制限することは、子どもがルールを知っているかどうか、家族がそれを期待しているかどうかにかかっています。「時間切れがうまくいく時は“その時だけ”ではなく、全体の過程においてです。職場の場合でいえば、働いている人はどういうことが期待されているかわかっています。ルールがあり、その結果があります」とFraser氏は言います。

たとえば、テレビを見る前に宿題を終わらせなければならないというルールであれば、かなり明確です。子どもに何を期待しているのかは、言うまでもなく明らかです。良い結果も悪い結果も行動に直接結びついています。買い物の時に楽しく手伝ってくれたら、お菓子を買ってもらえるかもしれません。スーパーにいる間中駄々をこねていたら、お菓子は買ってもらえません。

時間を決めるというのは、叩いたり、お菓子コーナーで泣き叫んだり、靴を履かないと駄々をこねるような、良くない行動の自然な結果です。Fraser氏は、時間切れ作戦で社会的に適切な行動へと効果的に変える、4つのステップを教えています。

1. 子どもの目を見て話す

子どもの目線まで降りて、目を合わせます。子どもがやっている良くない行動について説明し、安全でない、責任がない、敬意がないという言葉を使います。たとえば「靴を履くことに責任を持っていれば、学校に時間通り間に合うよ。靴を履かなかったら、遅刻するよ」という具合です。

2. カウントする間に行動を改善するチャンスを与える

子どもがルールを破ったことを伝え、その状況を改善するチャンスを与えます。たとえば「3つ数える間に靴が履けるかな? じゃあ数えるよ」という感じです。1、2の後で2つ半にするような大目に見ることはやめてください。3つ数えると言ったら、3つしか数えません。子どもが靴を履かなかったり、兄弟に謝らなかったり、スーパーのレジで泣き叫んで駄々をこねたりしたら、いつでもどこでもカウントは始まります。

ここでは言葉が重要です。時間内に親が無理矢理やらせるのではなく、子どもは行動を修正する時間をもらっている、ということがわかるように言いましょう。

3. タイマーをセットする

時間切れ作戦をする時の場所を決めます。椅子でも、部屋の中の特定の場所でもいいですが、そこで年齢の分の時間じっとして居られるようにしましょう。子どもがその時間になるまでそこに居られなかったら、怒らずに中立的な態度で、子どもを時間切れ作戦の場所にまた戻します。ここが我慢のしどころです。親が進んでそのようにすれば、子どもはプレッシャーに負け早く降参します。

このSupernannyの動画では、反抗的な3歳の子どもを、67回も時間切れの場所に戻しています。

Fraser氏は「子どもは抵抗したり、時間切れの場所から逃げて、親を試します。親はあきらめてはいけません。最終的に子どもがあきらめます。子どもが暴れたり、身体的にいうことをきかなければ、家族に助けてもらいましょう」と言っています。

時間切れ作戦がうまくいかなかった子どもはいないと同氏は言います。精神疾患のある子どもについてはどうかと聞いたら、発達遅延の子どもの例をあげました。「本当にてこずった場合は、医療の専門家に相談したほうがいいです」と。また、極端な例ですが、子どもがものを壊したり、壁に穴を開けたり、家を壊さんばかりの勢いで、まったく手がつけられない場合は、自分と家族の身の安全のためにも、警察に連絡する準備をしなければならないと言っています。

4. きちんと謝らせる

タイマーが鳴って時間切れになったら、子どもは適切に謝らなければなりません。良い謝罪とは何かを学ぶ時間です。きちんと謝ったら、謝られた相手には誠実さが伝わります。

しかし、これは簡単なことではありません。Fraser氏は「熱心にやらなければならない、本当に大変なこと」だと言っています。あきらめたくなるかもしれませんが、最後には子どもが悪い行動から“卒業できる”と思ってください。親は子どものおかした間違いをすぐに正します。たとえば「2+2=5」を正すのは、算数を理解しないことは深刻な損失だとわかっているからです。行動に関しても同じです。これは究極的には、この世で生きていくための方法を子ども教えているのだと考えてください。

Image: Sam Woolley

Source: IFLScience, YouTube

Leigh Anderson - Lifehacker Offspring[原文

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