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集落の発展を願った結果?“レア名字”が多い愛媛県・由良半島のミステリー

  • 2019年5月31日
  • レタスクラブニュース


豊後水道に面し、風光明媚な景色が魅力の愛媛県由良半島。

西部に位置したとある集落では、“食べ物”に関連した名字が多く見られます。

今年4月放送の「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」(NHK)では、“レア名字”がつけられたルーツを探っています。



漁業だけでなく農業にも着目

取材チームが由良半島を訪れると、1つ目の集落で「浜地」に「増原」、「鈴木」など“魚”に由来した名字を発見。

隣の集落に移ると、今度は「粟野」や「大根(おおね)」など“作物”にまつわる名字が。

さらにお隣の集落では、「木網」や「松綱」といった“道具”由来の名字も登場しました。



3つの集落に固まっている“レア名字”のルーツに、実は「浦和盛三郎」なる人物が関わっていたことが住民の声から判明。

時は明治時代までさかのぼり、生活水準が向上しない集落を見た盛三郎は「いちから作り直す」ことを決意します。



明治5年になると戸籍法が編成され、国民全員が名字を登録する制度が誕生。

そこで盛三郎は住人を集め、「新しい名字を名乗ってはどうか」と言います。

盛三郎は集落の発展を願い、“魚”や“漁具”にまつわる名字を提案。

さらに盛三郎は船会社や魚の加工所などを設置して、集落が豊かになる道筋を示しました。



盛三郎が名づけたのは魚にまつわる名字だけでなく、“作物”にも及んでいます。

発展には農業も欠かせないと考えた盛三郎は、土地が痩せてしまうことを危惧して季節ごとに違う作物を実らせようと提案。

さらに浦和家の土地を分け与えることで、農民の意識を高めたのだとか。



集落発展を願う盛三郎の決断の数々に、視聴者も興味津々。

ネット上では「豊穣を願って名字をつける感覚、名前に願いを込める現代に通じるものがあって面白い!」「験担ぎで名字を決めるって盛三郎さん大胆だね」「名字のルーツって考えたことなかったなぁ。ちゃんと意味のあるものだったら嬉しい」といった声が寄せられています。



縁起を担いで“亀無”が“亀有”に?



実は“験担ぎ”で決まったのは人の姓だけではありません。

全国に散らばる「地名」にも先人の願いが込められていて、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(集英社)で有名な東京・亀有もそのひとつ。



葛飾区公式サイトの「葛飾区史」によると、亀有は江戸時代まで「かめなし(亀無・亀梨)」とされていました。

「かめなし」という名称は、室町時代の資料にも登場する古い地名。

しかし江戸時代になると“無・梨”が「全く無し」という意味につながってしまい、縁起がよくないことから「有り」に変えて「亀有」になったとか。



また山口県周南市には、「有楽町」や「原宿町」といった東京に関連する地名が散らばっています。

以前放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)でその謎に迫ると、実は戦後の“復興”を願った地名だと判明。

周南市の前身である徳山市は空襲で街の8割が消失したそうで、昔の地名をもじりつつ「東京のように活気ある街へ」という住民の願いが込められました。



名字や地名のルーツを知ることで、歴史の一端が学べるというのも浪漫がありますね。(レタスクラブニュース)

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