コロンとしたキューブ型の「スクエアパウンド」 / (C)megu'cafe/KADOKAWA
ホテルパティシエとして研鑽を積み、現在もカフェでスイーツを作る現役パティシエmegu'cafeが、経験をもとに考案したおうちで気軽にトライできるスイーツレシピ。
スーパーやコンビニで買える普通の材料で、特別な道具も用いず、簡単な工程で完成! プロの知るちょっとした「コツ」で、お店のような仕上がりになります。「混ぜて焼くだけ」「冷蔵庫で固めるだけ」「仕込み15分以内」など、初心者でもトライしてみたくなるレシピがいっぱいです。
※本記事はmegu'cafe著の書籍『ふつうの材料だけで作る お店みたいなスイーツレシピ』から一部抜粋・編集しました。
スクエアパウンド
コロンとした形が特徴の、キューブ型パウンドケーキ。
プレーンのままと、レモンシロップのトッピング、2種類作りました。
簡単トッピングで一段とかわいくなります!
材料(5×5cmのスクエア型8個分)
[パウンド生地]
<A>
バター…300g
グラニュー糖…300g
卵…6個
<B>
薄力粉…300g
ベーキングパウダー…6g
[仕上げ]
<C>
レモン汁…6g
粉糖…30g
レモンの皮…適量
下準備
●バターは常温に戻す。
●卵は溶きほぐす。
●<B>は合わせてふるう。
●<C>は混ぜ溶かす。
●オーブンを170℃に予熱する。
◆下準備の小ワザ
バターを常温に戻す
手で軽く押してへこむ状態になればOK。夏場で30分程度、冬場は1~2時間で柔らかくなります
◆型に入れるときの小ワザ
型にバターを塗る
型にクッキングシートを敷かない場合、焼いた後に外しやすいようバターを塗ります。ポマード状に柔らかくしたバターを、型のすみずみまでしっかり塗り込みましょう。
作り方
[パウンド生地を作る]
1.<A>を白っぽくなるまでゴムベラで混ぜる。
*バターは十分に柔らかくしておきます。固いとうまく混ざらず、生地にムラができる原因に
2.溶いた卵を3~4回に分けて加え、その都度しっかり混ぜる。
ヘラで持ち上げた生地がするっと落ちれば混ぜ上がり / (C)megu'cafe/KADOKAWA
*ヘラで持ち上げた生地がするっと落ちれば混ぜ上がり
3.<B>を加え、さっくりと混ぜ合わせる。
4.型の4~5分目まで生地を流し、170℃のオーブンで35分焼く。10分経った段階でそれぞれの表面に1本線を入れる。
*絞り袋を使うと便利ですが、スプーンでもOK。生地に線を入れるときれいに割れます。包丁や箸で浅く切るように入れてください
[仕上げる]
5.熱いうちに型から取り出し、4個は<C>に上部を浸し、削ったレモンの皮を飾る。
*火傷しないように軍手を使って
Memo
●レモンの皮の代わりに、砂糖漬けレモンやドライレモンでも◎。
●シリコン製の型を使いました。金属製の型の場合は、内側にバターを塗ってください。
●スクエアのパウンド型がない場合は18×8cmのパウンド型でも作れます。
著者:megu' cafe(馬場めぐみ)
製菓学校卒業後、ホテルパティシエに。退職後、現在はカフェに勤務しながら日常のお菓子レシピも考案し、SNSにレシピを投稿。カフェのようなクオリティの見た目からは想像できないほどの手軽さ、作りやすさで反響を呼ぶ。
<注意点>
●バターは無塩バターを使用しています。
●オーブンの機種により、焼き上がりの具合が異なります。焼き時間は目安ですので、お使いのオーブンによって様子を見ながら加減してください。
●SNSで紹介しているレシピと材料や作り方が異なる場合がありますが、どちらも間違いではありません。
著=megu'cafe/『ふつうの材料だけで作る お店みたいなスイーツレシピ』