11月、クリスマスのプレパーティ / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
「子どもとどうやって遊んでいいかわからない…」「子どもとどう接していいかわからない…」と日々感じてしまう方も少なくないかと思います。
そんなお悩みを抱えた人に向けてご紹介したいのは、SNS総フォロワー数182万人超(2024年12月現在)の家族YouTuber「おうちごっこ」のヒロアキさんが実践した、家族の絆の深め方です。
「子どもがお風呂に入りたがらない時は?」「子どもが楽しく勉強するには?」など、家族が笑顔になるチャレンジの数々から、親子ならではのお悩みを解消できるヒントが見つかるかもしれません!
※本記事はおうちごっこヒロアキ著の書籍『家族を笑顔にする32チャレンジ おうちごっこの子育て1年生』から一部抜粋・編集しました。
まーちゃん家で暮らす人
まーちゃん家に格差は存在しない。
すべての家族が同じ権力や権利をもつ。
ただし、個々の特性に応じた権限はある。
まーちゃん家で暮らす人 / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
まーちゃん家の三原則
一 家族はそれぞれの人格を尊重し、その価値は平等である。
二 あらゆる事柄において、話し合って解決していく。
三 いつとなく、家族同士の気持ちを共有し、前向きになることを目指していく。
まーちゃん家の三原則 / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
我が家には、年齢、性別、役割などによっての価値の違いはなく、何事も話し合いによって決めていきます。喜びも悩みも共有し、前向きになる方法を考え、実践しています。
何事も話し合いによって決めていきます / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
家族イベントの計画
何気ない日常を特別に変える!
何気ない日常を特別に変える! / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
■このチャレンジについて
イベントで楽しいのは、準備だよね。 / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
まーちゃん:イベントで楽しいのは、準備だよね。サプライズはさらに楽しい。その場合、当日まで絶対に秘密にする。それが、私の信念!
自分たちの親が行事を大切にしてくれたように… / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
ヒロアキ:行事は昔から代々伝わってきたもの。自分たちの親が行事を大切にしてくれたように、自分たちも大切にして家族の思い出をつくっていきたいよね。
計画しているときから、おなかがすいてくる〜! / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
みき:なにより、おいしい料理を家族みんなで一緒に食べるのが、イベントの醍醐味。計画しているときから、おなかがすいてくる〜!
■イベントを計画しよう!by ヒロアキ
スポーツや演劇、学校の発表会など、本番は一瞬で、その何百倍もの時間をかけて練習をしますよね。その期間を楽しめたら最高! イベントの場合は、計画から楽しめます。
▶︎年中行事で節目節目を祝う
誕生日、母の日、正月、節分、ひな祭り、ハロウィン、クリスマス……。毎月、なにかしらの行事があります。伝統行事はその意味合いを知りながら楽しむもの。誕生日やクリスマスはパーティですね。誕生日の場合、我が家ではまず家で楽しんで、さらに親戚とお店で食事会をすることも。これらの行事は、すべて「お祝い」だと思います。お祝いは誰かに感謝したり、誰かから感謝されたり。心と心のプレゼント交換ですよね。
こうしたイベントが一年の節目となり、それは刺激でもあり、いつしかかけがえのない思い出になります。
▶︎親子で一緒に計画と準備を楽しむ
ごっこ遊びは、ひとつの創作物だとも思います。企画、準備、演出のすべてを家族みんなが楽しむことで完結します。家族イベントも同じです。
以前はイベントの発起人は私かみきちゃんでしたが、最近ではまーちゃんが発案することもあり、成長を感じます。イベントをするのに計画や準備が大変だと思う人もいるでしょうが、なにかに縛られるものではありません。楽しくやるだけでいいのです。大変だと感じるなら、その部分はやらないくらいの気持ちで十分だと思います。我が家では、クリスマスのリハーサルをするなど、ひとつのイベントを事前に楽しんでいます。
▶︎親の自己満足が子どもの喜び、さらに親の喜びに
子どものためになにかしようと考えるのは、一種の親の自己満足かもしれません。ただ、実行することで子どもが喜ぶのも事実で、その笑顔を見て親も幸せな気持ちになれます。イベントは「誰かのために」というコンセプトがあれば、絶対に成功すると思います。
特に誕生日などのサプライズイベントは楽しいですよ。お祝いするほうが当日までドキドキして、むしろお祝いされる人より楽しめているように感じます。お金をかける必要はありません。サプライズでうれしいのは、言葉だったり、手紙だったりしますから。映像を残しておくのもおすすめです。
まーちゃん家のイベント実行委員会
まーちゃんはプロデューサー / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
プロデューサー:まーちゃん
人を楽しませることの喜びを知ってから、イベントの中心はまーちゃん。柔軟な思考力があり、アイデアがどんどん湧き出てくる。「おもしろいこと」を考える生活に。
みきはディレクター / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
ディレクター:みき
料理、コスプレなど、創作力に長けており、プロデューサーのアイデアを形にしていく。涙腺はゆるいが、物事を冷静に見る特性を持ち、バランス感覚にすぐれる。
ヒロアキは外注先 / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
外注先:ヒロアキ
計画に基づき、さまざまな役に扮してイベントを盛り上げる。台本も用意するが、基本的にアドリブ。一気にすべての者をヒロアキワールドに導いていく。
ヒロアキのイケメンワード
誰かを喜ばせたいなら 毎日をイベントにする
「 まーちゃんは、誰よりもパパを幸せにします」といってハグをされた日がある。この日は特別なことがあったわけでもない。それでもこの日のことは一生記憶に残るだろう。経済的に苦しかったとき、一杯のうどんを3人で食べたこともあった。今となってはご馳走だったと感じている。
そういった意味で、我が家は毎日がイベント。イベントという言葉には「心に残るような出来事」という意味があるらしい。
誰かを喜ばせたいなら毎日をイベントにする / (C)おうちごっこヒロアキ/KADOKAWA
著=おうちごっこヒロアキ/『家族を笑顔にする32チャレンジ おうちごっこの子育て1年生』