なぜかやせない下半身...。骨盤矯正床バレエで解消! / kei.channel/PIXTA(ピクスタ)
何をしても下半身だけやせないと悩んでいませんか?
それは骨盤がゆがんでいるせいかも。1つのエクササイズにつき1分でできる「床バレエ」なら、下半身がみるみる引き締まりますよ!
今回は、下半身がやせにくい理由と、骨盤のゆがみを正す基本のエクササイズ「股関節伸ばし」の方法をお届けします。
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竹田 純さん:国内外でバレエダンサーとして活躍後、バレエのメソッドを軸にしたボディメイク法「床バレエ」を考案。SNSの総フォロワー数は50万人を超える。 / 撮影/布川航太 ヘア&メイク/木村三喜
▶︎教えてくれたのは
美尻王子こと床バレエ講師
竹田 純さん
国内外でバレエダンサーとして活躍後、バレエのメソッドを軸にしたボディメイク法「床バレエ」を考案。SNSの総フォロワー数は50万人を超える。
Instagram@juntakeda.bf
骨盤のゆがみを正せばすっきりやせて不調もラクに
「長時間の座り姿勢、猫背や巻き肩、運動不足など、日常の悪い癖で骨盤はゆがみます」と、竹田さん。骨盤がゆがむとどんな問題が起きるのでしょうか?
「股関節がかたくなり、おなかまわりや下半身を中心に血流が悪くなって、むくみやすくなります。ボディメイクと骨盤矯正は切っても切り離せない関係です。『床バレエ』で骨盤を矯正すれば、まず姿勢が整ってむくみが取れ、すっきりした美ボディに生まれ変わりますよ」
■あなたは前傾? それとも後傾? 骨盤のゆがみが体形崩れのもと!
下半身太りって、こんな状態!
下半身太りの体型をチェック! / イラスト/チチチ
□おなかぽっこり
□やせない
□垂れ尻
□太ももパンパン
□むくみ
◎骨盤まっすぐ→やせやすい
骨盤まっすぐ:立ったときに骨盤が床と平行になっているのが正しい骨盤の位置。骨盤がまっすぐになれば姿勢が整う。 / イラスト/チチチ
立ったときに骨盤が床と平行になっているのが正しい骨盤の位置。骨盤がまっすぐになれば姿勢が整う。
×骨盤前傾→太りやすい
骨盤前傾:骨盤が前に傾いた状態。一見姿勢がよいように見えても、反り腰になりやすく、前ももが張り、おなかが出る。 / イラスト/チチチ
骨盤が前に傾いた状態。一見姿勢がよいように見えても、反り腰になりやすく、前ももが張り、おなかが出る。
×骨盤後傾→太りやすい
骨盤後傾:骨盤が後ろに傾いた状態。背中や腰が丸くなり、お尻は垂れ、下腹がぽっこり出て、老けて見える姿勢。 / イラスト/チチチ
骨盤が後ろに傾いた状態。背中や腰が丸くなり、お尻は垂れ、下腹がぽっこり出て、老けて見える姿勢。
骨盤を整えると手に入る「いいこと」をチェック!
食事制限をしなくても、キツイ筋トレをしなくても、床バレエで骨盤を整えるだけで、どんどんボディラインが変わります。その上、不調まで軽くなって、いいことばかりです。
■美姿勢になる
骨盤が正しい位置になると、体幹の深層筋を正しく使えるようになります。すると、バレリーナのように骨格が縦に伸びて美姿勢に。
■おなかがへこむ
骨盤がゆがむと深層筋が弱り、内臓や脂肪が下がってぽっこりおなかに。骨盤を整えれば内臓が元の位置に戻り、おなかがへこみます。
■むくみが取れて美脚になる
骨盤がゆがむと血流が悪くなり、下半身に水分がたまりやすくなります。ゆがみを取ると下半身の血流が促されるため、むくみのない美脚に。
■尿漏れが改善する
骨盤を下から支える骨盤底筋が弱くなると尿漏れのリスク大。骨盤を正しい位置に矯正すると、骨盤底筋が働いて尿漏れが改善します。
骨盤のゆがみを整える「床バレエ」って何?
「床バレエはバレエのメソッドを基にした、床に寝転がって行なうエクササイズ。床に体を預けることでよけいな力が入りづらく、効かせたい筋肉や関節をピンポイントで動かせます。運動が苦手でも簡単に始められますよ」
骨盤矯正の基本「股関節伸ばし」にトライ!
股関節がかたいと、骨盤がゆがんだまま固定されておなかまわりの深層筋が使えません。股関節を伸ばしながらほぐす骨盤矯正の基本ポーズは、毎日3セットを目安に行ないましょう。
■1. あおむけになり右のひざを外に開く
あおむけになり右のひざを外に開く / 撮影/布川航太 ヘア&メイク/木村三喜
あおむけになり両ひざを立て、両腕は肩の高さで横に開く。右ひざを外に開いて床につける。そのとき、おなかはしっかり力を入れてへこませる。
■2. 恥骨を上げて股関節を伸ばす
恥骨を上げて股関節を伸ばす / 撮影/布川航太 ヘア&メイク/木村三喜
恥骨から持ち上げるようにお尻を上げて、左側の股関節が伸びたらお尻を下ろす。開いた右ひざを閉じたら反対も同様に。左右交互に3セット行なう。
■骨盤のゆがみのあらわれ!? 正しいひざの位置チェックポイント
OK:ひざはまっすぐ
恥骨を上げたとき、立てたひざと股関節がまっすぐになっているかをチェック! / 撮影/布川航太 ヘア&メイク/木村三喜
恥骨を上げたときに、立てたひざと股関節がまっすぐになっているかをチェック。ひざを傾けずにまっすぐキープすると、股関節がよく伸びる。
NG:ひざが内側に入る
ひざが股関節より内側に入っている人は、骨盤がゆがんでいる可能性が。 / 撮影/布川航太 ヘア&メイク/木村三喜
ひざが股関節より内側に入っている人は、骨盤がゆがんでいる可能性が。ひざをまっすぐ正面に向けることで、骨盤を正しい位置に。
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さっそく自分の立ち姿をチェックしてみると、悲しいほど下っ腹がポコンと突き出た「骨盤後傾姿勢」。「股関節伸ばし」をやってみると、ガッチガチに固まっているのが自分でもよくわかります...。
毎日少しずつでも続けて、変化を実感したいです!
撮影/布川航太 ヘア&メイク/木村三喜 イラスト/チチチ 編集協力/山本美和
文/さいとうあずみ